記念すべき、しんらん交流館定例法話第1回は久留米教区の松尾英城先生。ここから新たな一歩が始まります。
記念すべき、しんらん交流館定例法話第1回は久留米教区の 松尾英城先生。ここから新たな一歩が始まります。

7月1日からしんらん交流館が正式にオープンし、初めての法話がすみれの間で行われました。これまで総会所で長い間続けられていた法話が、しんらん交流館定例法話として今後毎日行われていくものです(休館ほか、休会の場合があります)。

この日の法話は久留米教区徳永寺住職の松尾英城さん。「今の社会は、明るく元気でなければならないという空気があるようです。でも、このしんらん交流館には、悩んで暗い気持ちを持っていてもいいんだよという雰囲気がほしいと思います」と期待を込めたメッセージをいただきました。この日の講題は「身と心の痛み」。「私たちは寄り添う、助け合うという言葉をよく使いますが、その言葉には、その人のことを“こういう人だ”と決めつけている自分の心に気づかせてもらうことだと思う」と話されました。聴聞に来られた方は28人。中には総会所での法話に半世紀近くにわたって通われていた方も。「これからも通わせてもらいます」とのことでした。

他にも館内には、交流ギャラリーは食事をする(いのちをいただく)ことに対するメッセージを伝える展示「いただきますってなあに?」を開催、東本願寺文庫では様々な図書や絵本の閲覧、貸出が始まりました。

皆さまのご来館をお待ちしています。