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【しんらん交流館ギャラリー展】
「岩田健三郎版画展ー凡夫のつぶやきー」
2017
21日〜28
平日9時〜19時、土日祝917
最終日17時まで

入場無料です。どうぞお気軽にご来館ください。

日めくりカレンダー、ポストカード、版画絵日記へらへら通信など お土産にどうぞ!

岩田健三郎さんは姫路市在住の版画家で、地元の自然風景やそこに暮らす子どもたちを描いた作品を多数世に出されています。また、地域や暮らしをテーマに版画を作り続ける中で、改めて暮らしの中の衣・食・住を考えたいと思い、2005年から「地の座」を立ち上げ、専門家とともに「地の者が、地のモノを、地の人に届ける」活動をされています。

このたびの展示では、版画とともに、さまざまな言葉に岩田さんが絵と書を綴った「日めくり法語カレンダー 凡夫のつぶやき」(東本願寺出版発行)の原画をはじめ、岩田さんの日常感じたこと、出会った人、ふとした出来事をほっこりする言葉を温もりのある絵で綴った「ヘラヘラつうしん」を展示いたします。

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岩田さんの絵日記の中には、

「絵を描く。絵が描けるというのはどういうことなのやろう。描けるようになって、描けた絵を他人に届けて、何をわかち合いたいのか、です。その気持ちを、絵や言葉にたくしていくのだとして……そして、伝わって、わかち合えた時に、描いた絵が『描けた』と完成です」とあります。

温かい絵や言葉にふれ、日々の暮らしの中で〝あたりまえ”と感じ見落としがちな日常から、「人と人とのつながり」や生まれ育てられ、生活している「場」の大切さについて考える機会となることを願い開催いたします。

【岩田健三郎プロフィール】

1947年 姫路市生まれ

1978年 第一回姫路市文化奨励賞受賞

1987年 兵庫県半どんの会 及川賞

1999年 「水上村・川のほとりの美術館」を美樹夫人とともに開館

2004年 姫路市文化芸術賞

2005年 兵庫県文化功労賞

毎年夏に、新作版画展を開催して40年になる

 

【著 書】

版画集『あぜ径』(雑木社)

「日めくり法語カレンダー 凡夫のつぶやき」(東本願寺出版)

『なくなりつつあるモノでも心に残るモノ』(神戸新聞出版センター)

『あんなモノこんなモノないものねだりも』(神戸新聞出版センター)

絵本『いのちが震えた』『めだかのダンス』『猫の目くるり』(小さな出合いの家)

20歳のころから、毎日のことをつづった『ヘラヘラつうしん』を発行。ブログでほぼ毎日発信して、その一週間分を冊子にして発行している。

岩田健三郎さんホームページ http://www.hera-hera.net/moyoshi.html

東本願寺ホームページ http://www.higashihonganji.or.jp/photo/

<手話を版画にしようと思ったのです>

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<みんなでたべるとおいしいね。>

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岩田健三郎さんの妻、岩田美樹さんの陶芸もあります。

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陶人形 「包まれて」     岩田美樹

阪神淡路大震災の年に、きっかけをもらって、陶芸を始めて22年になりました。夫から、版画展に一緒に陶人形を並べてはどうか。親鸞さんのことを勉強したらいいなあと提案を受けました。歎異抄を読みましたが難しく、友人のお寺に行き、阿弥陀さまの話を聞きました。

「無限の宇宙が、阿弥陀さまですよ。願うのではなく、委ねるのです」と教えていただきました。

煩悩が多い「わたくし」を、包んでくださっているのだ、と感動しました。

新年、粘土を練っているときに、真ん中の塊が、くるくると粘土に包まれているのを見て、はっと気がつきました。

それが、「包まれて」の作品になりました。

しんらん交流館で、夫の版画とともに、展示してくださることに、深く感謝しています。

日々の暮らしの中で生まれる温かいフォークアートを目指して、喜怒哀楽の毎日、ゆったり陶芸を続けていきたいと思っています。

岩田美樹 プロフィール

1955年 姫路生まれ。

1980年 岩田健三郎と結婚。長女 愛子。

1995年 陶芸を始めるる。

1999年 フォークアートの美術館 水上村・川のほとりの美術館を夫と共に開館 館主

水上村・川のほとりの美術館

兵庫県姫路市西中島416-9 ℡ 079-285-3770 火曜休館 10時-5時 http://kawanohotori.com
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