「生・老・病・死」の問いを現場で考え、表現するさまざまな分野の方をお招きし、現代のすがたをみつめる講演会。

染色家 平井真人さんの講演です。

沖縄県に移住したことをきっかけに、沖縄の伝統的な染色技法である紅型(びんがた)と出会われ、以降、紅型を基調とした現代的な作品を発表し続けていらっしゃいます。

京都時代、沖縄に行くきっかけ、沖縄からみた日本。

そして、生家である茅葺き屋根の「ゆがふ舎」の復元と、そこに集う仲間たち。

庶民の生活の中で生まれた手仕事を大切にしたい思いと、経済優先の社会の中で忘れがちなこと・・・。

【日 時】 2017年5月16日(火)18:30~20:00

【場 所】 しんらん交流館2階大谷ホール

【講 師】 染色家 平井 真人  さん

【講 題】 『世果報を祈る布染術』~手仕事の回帰を求めて~

【平井真人さんからのメッセージ】
「手仕事の〝技”は全て庶民の手から誕生し、現代では手の届かない処にあります。とりわけ、布の在るところに支配者と被支配者の階級制度が作られます。表現する布染の「しわ、しみ、むら」を通して現代の暮らしを共に考えたいと思います。

ホームページ http://hiraimasato.asia/

しんらん交流館で展示していただきました。