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講師は寺院活性化支援員で山陽教区駐在教導の藤間哲祐氏が担当

2018年3月15日、広島別院における「元気なお寺づくり講座」の第3回を開催しました。
第3回は、「受け手の視点から寺業計画を具体化する」ことがテーマとなります。「受け手」とは、なかなか馴染みがない言葉ですが、この回では、まだ見ぬお寺を求める人々はどんな人であるか、また、その人たちはどんなお寺を求めているのかを想像しながら、その思いに応えられるような寺業(お寺の事業)は何かを考えていきます。

 
今回のワークショップは、具体的な寺業計画を作るシミュレーションです。

架空のお寺を題材としたストーリーから、そのお寺の報恩講を活性化するための寺業を企画します。これまでに学んできた、お寺を取り巻く環境やお寺の潜在的な強みをこの架空のお寺ではどこに見出せるかを意識しつつ、描いたお寺の将来像が達成されるような、新たな企画を目指して取り組んでいただきました。

 

題材が架空のお寺であることから、発想が自由に出来、グループごとに活発な意見の出し合いがなされ、発表はとても盛り上がるものとなりました。

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参加者からは、

「人が集まればできるということを実感した。他のグループの発表もよい刺激になった」

「1つのものを創りあげることを通して人と人のつながりが感じられ、感慨深いものがあった」

「彼岸、永代経に目が向いていたけれど、報恩講は門徒さんとのつながりを感じる大事な仏事だと感じた」

などの感想が語られました。
この第3回までの講座を受けたことにより、「寺業計画書®」を作る上で必要な要素をおよそ押えたことになります。

今後は、各お寺が「寺業計画書®」を作り始め、第4回には素案を持ち寄ることとなります。