「自分さえよければ病」この病の特徴は、自分にとっていちばん利益が上がるように行動しているつもりが、社会全体では不利益を生み、結局自分も貧しくなってしまうことだ。つまり、むき出しの自己利益追求の果てに待っているのは、共食い、共倒れの世界にほかならない。」
「生・老・病・死」の問いを現場で考え、表現している様々な分野の方を講師に迎え、現代のすがたをみつめる「しんらん交流館 公開講演会」。4月は、エコノミスト 浜矩子さんをお迎えします!ぜひ、お越しください!

●開催日時 2018年4月12日(木)18:00~20:00 ※いつもより30分拡大で行います!!

●講   師 浜 矩子 さん(はま  のりこ)(エコノミスト)

●講   題 『グローバル経済のとおりゃんせ』~帰りが怖い低温経済~

●聴 講 料 500円

※1階京都ホテルオークラ・オリゾンテのソフトドリンク 1杯無料券付です。講演の始まる前に、美味しいコーヒー・紅茶をどうぞ(当日から5月末日まで有効です)

●そ の 他 事前申込み不要です。公共交通機関をご利用ください。

浜矩子チラシ画像

【プロフィール】

同志社大学大学院ビジネス研究科教授。エコノミスト。1952年8月3日東京都生まれ。1975年一橋大学卒業、三菱総合研究所入社。1990年4月より98年9月まで同社初代ロンドン駐在員事務所長。帰国後、同社経済調査部長、政策経済研究センター主席研究員を経て2002年10月より現職。専門領域は国際経済学。

BBC, CNN, NHK、フジテレビ、TBS、テレビ朝日、朝日放送、毎日放送、テレビ東京、JWAVE、ブルムバーグTV、CNBC、アルジェジーラTV等映像・音声メディアの時事ニュース番組にマクロ経済問題に関するコメンティターとして出演。

毎日新聞、中日新聞、東京新聞、京都新聞、携帯イミダス、WEBRONZA、The Japan Times、Open Democracy, The Financial Times, 毎日エコノミスト誌、ビッグイシュー、アエラ等、内外の新聞・雑誌に定期コラム執筆及び寄稿依頼に対応。

金融審議会、国税審査会、産業構造審議会特殊貿易措置小委員会等委員、経済産業省独立行政法人評価委員会委員、内閣府PFI推進委員会委員、Blekinge Institute of Technology Advisory Boardメンバーなどを歴任。

【著書】

「ドルは甦るか」(共著、日本評論社、1992年)、「分裂する欧州経済」(日本経済新聞社、1994年)、「最新EU経済入門」(日本評論社、1995年)、”Disintegrating Europe” (Adamantine Press, 1996年)、「ネクタイを締めた海賊たち」(日本経済新聞社、1998年)、「ユーロランドの経済学」(PHP研究所、2001年)、「経済は地球をまわる」(筑摩書房、2001年)、「奇跡の繁栄はなぜ失われたか‐物語・日本経済50年史」(共著、PHP研究所、2001年)、「日本経済再生の条件‐グローバリズムの風圧の中で‐」(共著、筑摩書房、2003年)、「超・常識塾」(実業之日本社、2003年)、「あらすじで読む日本経済」(共著、PHP研究所、2005年)、「福祉国家の金融システム改革」(共著、中央経済社、2007年、)、「グローバル恐慌~金融暴走時代の果てに~」(岩波新書、2009年)、「スラム化する日本経済」(講談社、2009年)「大恐慌 失われる10年」(共著、李白社、2009年)、「ザ・シティ 金融大冒険物語~海賊バンキングとジェントルマン資本主義~」(毎日新聞社、2009年)、「ドル終焉」(ビジネス社、2010年)、「ユーロが世界経済を消滅させる日」(フォレスト出版、2010年)、「ユニクロ型デフレと国家破綻」(文春新書、2010年)、「浜矩子の新しい経済学」(角川SSC新書、2010年)、「死に至る地球経済」(岩波ブックレット、2010年)、「2011年日本経済 ソブリン恐慌の年になる」(共著、東洋経済新報社、2010年)、「1ドル50円時代を生き抜く日本経済」(朝日新聞出版、2011年)、「通貨を知れば世界が読める~1ドル50円時代は何をもたらすのか?~」(PHPビジネス新書、2011年)、「誰が『地球経済』を殺すのか」(実業之日本社、2011年)、「2012年資本主義経済 大清算の年になる」(共著、東京経済新報社、2011年)、「恐慌の歴史」(宝島社、2011年)、「成熟ニッポン、もう経済成長はいらない」(共著、朝日新書、2011年)、「ソブリン・リスクの正体」(フォレスト出版、2011年)、「EUメルトダウン」(朝日新聞出版、2011年)、「財政恐慌」(徳間書店、2012年)、「中国経済危うい本質」(集英社新書、2012年)、「通貨はこれからどうなるのか」(PHPビジネス新書、2012年)、「グローバル大恐慌時代の世界経済を読む」(毎日新聞出版、2012年)、「誰も書かなかった世界経済の真実~地球経済は再び切り刻まれる~」(アスコ、2012年)、「2013年 世界経済総崩れの年になる」(共著、東洋経済新報社、2012年)、「新・国富論 グローバル経済の教科書」(文春新書、2012年)、「超入門グローバル経済~地球経済解体新書」(NHK出版、2013年)、「これから3年、日本と地球経済で起こること」(実業之日本社、2013年)、「アベノミクスの真相」(中経出版、2013年)、「新・通貨戦争」(朝日新書、2013年)、「円安幻想」(PHPビジネス新書、2013年)、「老楽国家論~反アベノミクス的生き方のススメ~」(新潮社、2013年)、「2014年 戦後最大級の経済危機がやって来る」(共著、東洋経済新報社、2013年)、「地球経済のまわり方」(ちくまプリマ‐新書、2014年)、「円ドル同時終焉の跫音~日米無理心中物語~」(ビジネス社、2014年)、「もうエコノミストに騙されないために~紫炎のMBA講義録~」(毎日新聞社、2015年)、「国民なき経済成長~脱・アホノミクスのすすめ~」(角川書店、)2015年)、「2016年 日本経済複合危機。来襲の年になる!」(共著、東洋経済新報社、2015年)、「さらばアホノミクス~危機の真相~」(毎日新聞出版、2015年)、「民主主義をあきらめない」(共著、岩波ブックレット、2015年)、みんなで行こう アホノミクスの向こう側~平和の経済学を目指して~」(かもがわ出版、2016年)「アホノミクスの完全崩壊に備えよ」(角川書店、2016年)、「希望への陰謀: 時代の毒をどう抜き取るか(共著、現代書館、2016年)。「ど・アホノミクスへの最後の通告」(毎日新聞社、2016年)、「浜矩子の歴史に学ぶ経済集中講義」(集英社、2016年)、「ど・アホノミクスの正体」(講談社α新書、2016年)、「どアホノミクスとトラパンノミクス~どっちも「アホ」たる30の理由~」(毎日新聞出版社、2017年)、「世界経済の『大激転』~混迷の時代をどう生き抜くか~」(PHPビジネス新書、2017年)、「どアホノミクスの断末魔」(角川新書、2017年)、「どアホノミクスよ、お前はもう死んでいる」(講談社α新書、2017年)、「それでも安倍と心中しますか」(廣済堂書店、2018年)。

【メッセージ】

「適温経済」などと言われながら、実は超低温化して来たグローバル経済。この現象の張本人が国々の政策です。無理を道理化した政策運営が、経済活動を呼吸困難に追い込んで行く。危ういグローバル風景をご一緒に考察して行きたいと存じます。

●2018年5月23日(水)18:00~19:30 遠藤六朗【びわこ学園職員】 

『この子らを世の光に』

戦後の混乱期…社会福祉がまだ人々の関心事でなかった時代から、常に利用者の立場に身を置いて「実践し、未熟だった日本の福祉制度に息吹を吹き込んだ、糸賀一雄さんについての講演。

●2018年6月21日(木)18:00~19:30 児玉真美【フリーライター】

重い障がいを持つ子どもを育てる中で、「アシュリー事件」を知り、大きな衝撃を受ける。

相模原障がい者殺傷事件からもうすぐ2年。いのち(尊厳死・安楽死・延命治療等)について学える。