2018年5月17日に「元気なお寺づくり講座」横浜別院会場の第5回を開催しました。

 

第5回はこの講座の最終回で、テーマは「寺業計画書の発表」です。

 

第5回横浜講座(2)
講師は竹原了珠氏。最初は研修室で発表にあたってのガイダンスを行います。

第4回でのグループワークによる参加者同士の計画磨き上げ、その後、講師と寺院活性化支援室からのアドバイスを経て、見直していただいた最終的な寺業計画書を持ち寄ります。

 

第4回までは横浜別院の研修室で行ってきましたが、最終回での発表は本堂で行いました。

1ヵ寺の発表が8分、発表に対する他の参加者からの質疑が12分です。横浜別院を含め、6ヵ寺が参加されており、順に発表いただきました。

 

発表の内容から、寺族と門徒さんが何度も寄り合い、計画を練り直してこられたことが窺えます。発表者も寺族の方に限らず、「僕がやるよ」と言って門徒さんが発表されたお寺もありました。限られた発表時間ではありますが、それぞれのお寺の色合いや柱とされていることが表現されています。

また、質疑の時間も積極的に質問が出され、計画書には表現できなかった背景を共有する場となりました。

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寺族の参加者からは、

「昨日まで本当に悩みました。ここまできたという思いと、これからやらないといけないという思いがある。」

「できない理由を考えがちだけど、チャレンジしてみようと思う。」

「本当にがんばろうと思えた。」

との声が聞けました。

 

また、門徒さんの参加者からは、

「それいいよね!と言われるお寺づくりをしていきたい。」

「お寺のことが知れた。地域に密着して、門徒同士が力を合わせていくことが大事だと実感した。」

「お寺が一歩進んだ。前は“あぁ、お寺のことか”くらいだったのが、今はお寺のことばかり考えている。」

との声が聞けました。

 

計画書が出来るまでの歩みも大変尊いものでしたが、これから実施していくことが大切です。変化が早い時代ですから、やってみないとわからないこともあります。実施してみたら、計画通りにならないことも出てくるかもしれません。その都度、点検して改善する。その際に、作り上げた「寺業計画書」が見直す視点にもなります。修正をしながら、新たな「寺業計画書」へと変わり続けていく。そのサイクルがまた、歩みの確かさに繋がります。