福井県では昨年より24日も早く梅雨明けしまし、梅雨明けとともに真夏日を迎え、暑い夏がはじまりました。夏の日差しの指すなか、7月21日(土)に福井教区第4組祐善寺で「祐善寺子ども報恩講&納涼祭2018」が開催されました。
同寺の納涼祭は、2010年から毎年開催されている行事で、昨年からは「子ども報恩講」も併せて開催されるようになりました。
今回、主催者の岡﨑賢ご住職より当日の様子などをご投稿いただきました。

猛暑によって各地でイベントの中止が相次ぐなか、熱中症予防に万全を期していましたが正直、参加者の激減を危惧しての開催となりました。

お寺が、もっと、身近なところにあって欲しい!
子どもたちも、気軽に、お寺に足を運んで欲しい!
子どもの頃のお寺での体験が、大人になってから抵抗なくお寺へ足を運ぶことになる!
とにかく、理屈なく、子どもも大人も真夏に楽しい思い出を作ろう!

そのようなコンセプトで2010年に始まり毎回、100名前後の参加者で賑わってきた祐善寺納涼祭。

蓮如上人は、「一宗の繁昌と申すは、人の多くあつまり、威の大なる事にては、なく候う。」(『蓮如上人御一代聞書』)と戒められていますが、実行委員一同、暑さの続く中どれだけの方が参加して下さるだろうか?と、気をもんでおりました。そんな不安は、暑さがピークを迎えた午後1時頃には解消していました。その時点で、大人56名、子ども38名の参加となりました。
猛暑の中での今年の「祐善寺子ども報恩講&納涼祭」も、盛大に開催されました。

子ども報恩講

今年の「子ども報恩講」は、これまで主流だった小学校高学年の子どもたちが卒業して、昨年より参加された子どもたちは少なかったです。それでも、導師を勤めた小学4年生の渡邉芯君は、正信偈のお勤めの調声も、打きんの撥さばきも見事にこなしていました。
また、土曜日ということもあって、午前中は部活動で参加できない中学生も多く、昨年導師を勤めた野村さんも午後からの参加でした。今年の導師の芯君を見つけるや、「おつとめ、うまくできた?」と、先輩風(?)を吹かせてたずねていました。子どもたちの中でお勤めが伝承されていく、そんな嬉しい様子が伺えました。
「ちかいのことば」を担当した小学2年生の松島千春さんと渡邉芽さん。練習では芽さんの声が聞こえず心配でしたが、本番では二人そろって、大きな声で発声することができました。

「子どもたちはお寺の本堂で輝いている。年々人は替わっていけども、子どもたちがご家族の皆さんに見守られながら、ご本尊の前で一生懸命に勤めて下さったことを大きな宝にしようと思う。」

それが、子ども報恩講をお勤めする大きな理由なのです。
そして、今回は福井教区青少年教化小委員会のスタッフの皆さんが応援に駆けつけ、紙芝居とゲームを提供して下さいました。「お寺の子ども会で、子ども会を初めて開いてみようと思う方、子ども会を開催しているけれども何か新しいことをしたい!と思っている方等々、青少年のスタッフに是非ご相談ください!私達も一緒にサポートいたします!」
今後も、関係機関と連携しながら、刺激を受け、前進していきたいと願っております。

正信偈同朋奉讃式のお勤めの導師は、小学4年生の芯くん。とても、上手にお勤めできました。
正信偈同朋奉讃式のお勤めの導師は、小学4年生の芯くん。とても、上手にお勤めできました。
「ちかいのことば」は、息もぴったりの千春さんと芽さん。
「ちかいのことば」は、息もぴったりの千春さんと芽さん。
福井教区青少年教化小委員会のスタッフによるゲーム、「名前ビンゴ」で盛り上がりました!
福井教区青少年教化小委員会のスタッフによるゲーム、「名前ビンゴ」で盛り上がりました!
ゲームのほか、紙芝居も熱演!
ゲームのほか、紙芝居も熱演!

納涼祭2018アラカルト

今年の納涼祭は、暑い中での開催でしたので、飲み物を例年よりも多く用意しました。
メニューは恒例の流しそうめん、焼き鳥、焼きそば、フランクフルト、フライドポテト、枝豆などなど。
そして、すっかりメインイベントとなった、餅つき大会。ゲームコーナーでは、子どもたちが、ヨーヨー釣りやスーパーボールすくいを楽しみます。
納涼祭は、ビンゴ大会でフィナーレを迎えました!

流しそうめんは、一番人気
流しそうめんは、一番人気
大銀杏の樹の下が日陰となって絶好の休息場に
大銀杏の樹の下が日陰となって絶好の休息場に
本堂の向拝で憩う人たちの前には、飲み物がいっぱい。
本堂の向拝で憩う人たちの前には、飲み物がいっぱい。
子どもたちも餅つきに挑戦!
子どもたちも餅つきに挑戦!
ゲームコーナーには、子どもたちが詰めかけていました。ヨーヨー釣りに興じる子どもたち
ゲームコーナーには、子どもたちが詰めかけていました。ヨーヨー釣りに興じる子どもたち
焼きとりのスタッフは、暑い中を大奮闘!
焼きとりのスタッフは、暑い中を大奮闘!

 

納涼祭のフィナーレにビンゴ大会。リーチ!が、かかっている人はいるのかな?
納涼祭のフィナーレにビンゴ大会。リーチ!が、かかっている人はいるのかな?

 

「子ども報恩講&納涼祭」を開催すること

今年で8回目を迎えた「子ども報恩講&納涼祭」(子ども報恩講は昨年から始めました)は、20数名からなる実行委員会によって、企画運営されています。

子ども報恩講の次第は、主に寺族等で検討していますが、納涼祭のメニュー決定から買い出し、ゲーム等の準備、必要備品の借用、役割分担等々、全て実行委員の皆さんで自主的に運営されています。

例えば、納涼祭の名物となった餅つき大会で、餅に入れる「よもぎ」は、ご門徒さんの奥様が、祐善寺納涼祭のためにと、毎年春先に、野原で摘んできたものを冷凍させて保存し、前日に解凍してヨモギ餅の具になります。このようにして、自然風味いっぱいのお餅が振る舞われるのです。流しそうめんを食する竹製の器は、前もって切っておくと竹の切り口が乾燥してまずいといって、当日早朝に竹を切り出して、約100個の器を作って持参して下さいます。

子ども報恩講の担当になったお子様のご家族は、本番に向けて、家じゅうで練習します。子ども報恩講本番当日の、お子様を見つめるご家族の優しくて頼もしそうな眼差しが、その成果を物語っています。

猛暑の中にあって、いや、猛暑を跳ね返して開催した子ども報恩講&納涼祭。ご門徒さんが一丸となり、汗水垂らしておもてなしをした子ども報恩講&納涼祭。

この事業を、当寺の寺院活性化プログラムを推進するエネルギーにしたいと願っています。

ご参加いただいた皆様、ご協力ご支援いただいた福井教区青少年教化小委員会の皆様、実行委員会の皆様、本当に有り難うございました。

(福井教区第4組祐善寺住職 岡﨑賢)