カメザニアとは?

カメザニアは、リアルな職場体験・社会体験ができる機会を作り、子どもたちが楽しみながら地域社会とふれあい、地域を知り、地域を好きになってもらうための活動です。丸亀町商店街の丸まる文化祭実行委員会が主催し、今回で2回目の開催となります。

お寺の仕事ってなんだろう?

近隣住人の一人として、幼い頃から丸亀町商店街に親しんでこられた福善寺住職の釋氏信昭さん。実行委員長と同級生ということもあり、福善寺での職場体験の申し出を二つ返事でお引き受けされたそうです。しかし、開催日が近づくにつれて、「お寺の仕事ってなんやろ?」と、だんだんと自分に問いが生まれ、改めて悩まれます。

福善寺 釋氏信昭住職

葬儀や法事をつとめたり、月参りに行ったりしとるけど、それが仕事なんやろか?お寺と縁を持とうとしてくれた方たちと個々でしかつながってないなぁ。仏事ってもっと人と人をダイナミックにつなげていくもんでないやろか。これからは、地域社会に生きるお寺としての役割を地域のみんなと共に考えていかんならんなぁ。  (福善寺住職)

お寺の職場体験!

当日、小雨が降る中、福善寺会場では午前と午後にわけて職場体験が実施されました。「ほとけさんのお仕事(仏事)」をテーマに、まずは「立てっているあみださん」のお話をいただきました。

かたちなき願いがかたちとして表現され、私たちに寄り添おうとしてくださっていること。自分が知らないことや見えないものがすべてつながりあっていること。そうしたことが仏事として表現されていること。

そのことをふまえ、次に焼香作法・読経体験、寺院案内に法話、最後にほっこりと抹茶体験という、約一時間の日程を子どもたちと楽しみました。

読経体験・焼香作法

普段生活しとったら、お父さんやお母さんに怒られることもあるやろう。でもそれはあなたのことを気にかけてくれとるということなんだよ。無関心でいられないんだ。愛されているからこそ怒ってくれているんだよ。     (福善寺住職)

 

 

優しく子どもたちに語りかける御住職のお話に、親御さんたちも背筋を伸ばし聞き入る姿がとても印象的でした。

参加店舗スケジュール