ホントは自分自身をまるごと抱きしめて欲しいって思う。
麻布に描かれた絵は自分の分身、分身がいろんなところに旅している。
私はいろんなところに行けなくても、分身は旅してる。
子を抱きしめられないこともある。
それを知って抱きしめられることの尊さを知ってもらいたい。
仮面ライダーだけを描くのではなく、
ショッカーでしか生きられない家族のオモイがある。

「生・老・病・死」の問いを現場で考え、表現している様々な分野の方を講師に迎え、現代のすがたをみつめる「しんらん交流館 公開講演会」。2月は、全国の家族にインタビューし、そのオモイを描く画家 小林憲明さんをお迎えしました。その内容を動画でお届けします。

●開催日時 2018年2月22日(木)18:00~19:30

●講   師 小林 憲明さん(画家)

●講   題 『ダキシメルオモイに委ねて』

【メッセージ】

東日本大震災を機に、現地で頑張るお母さんたちのオモイを知り、なんとか力添えがしたい、そのオモイからはじめたダキシメルオモイ プロジェクト。全国の親子を対象にSNSなどでモデルを募集、2012年からスタートしました。
家族のオモイをお聞きして、親が子を抱く姿を描き紡いでいく、抱きしめられている子どもが大きくなってから、もう一度この絵と向き合って親のオモイを絵から感じて欲しい、「子を守りたい、そのオモイでは一緒だよ」というメッセージも込められています。
スタートして5年の間に280家族と出逢い、全国各地で展示して、その中から見えてきたこと、感じたこと、学んだこと、お話しさせていただきたいと思います。