2018年5月21日、広島別院会場における「元気なお寺づくり講座」の第5回を開催しました。

 

全5回のこの講座の最終回となります。

テーマは「寺業計画書の発表」です。

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講師の藤間氏からガイダンス
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広島別院の木曽輪番からご挨拶
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禿企画調整局長からご挨拶

第4回の際に参加者同士で質問や意見を出し合って磨き上げ、その後、講師と寺院活性化支援室からのアドバイスシートを元に見直された最終的な寺業計画書が持ち寄られます。

 

1ヵ寺につき、8分間で発表です。発表の後は、他の参加者からの質疑の時間を12分設けます。参加寺院が7ヵ寺ですが、7ヵ寺の個性的な寺業計画書が発表されました。

 

同じ広島県内のお寺でありながらも、都市部と山間部では状況が違うことがわかります。

都市部では、人口が増加しつつも、門徒宅とお寺には距離があり、なかなか密な関係が築きづらく、山間部は人口流出が止まらないながらも、近くに門徒さんが住まい、地域が1つとなった親しい間柄が見えます。

質疑をし合う中に、広島独特の文化が確認されつつも、それぞれの違いに強みと弱みが改めて浮き彫りになってまいりました。

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発表を終えた参加者からは、

「計画の発表を聞いて、そのお寺を訪ねてみたいと思った。」

「この計画書がぼろぼろになるまで見直して、また発展させていきたい」

「意識が変わったと思う。(ビジョンに掲げた)5年後にまた結果報告したい。」

との声が聞けました。

 

刻一刻と変化する時代の中で、”今までどおり”が通用しない状況を迎えています。また、今後どうなっていくかも予想しづらい時代とも言えます。しかし、目指すべき将来像に向かって、寺族と門徒が共に手をとりあい歩み進める中に、それぞれのお寺に元気が芽生えていることが感じられます。

今後、取り組みを進める中で、変わり続ける社会環境の変化に注視しつつ、寺族と門徒が共に語り合い、点検・改善を繰り返しながら歩み続けることが願われます。今回出来上がった「寺業計画書」はきっと、振り返りの大切な基礎となってくるでしょう。