〝憎悪をいかに消し去り、人生の花の種とするのか”

「絵本の里」北海道剣淵町を舞台に人の優しさと親子の絆を描いた、映画『じんじん』

映画「じんじん」から生まれた絵本『クロコダイルとイルカ

でっかいでっかいクロコダイル

乱暴者でなんでもてあたりしだいに食べていたが、

アヤカと名乗るイルカに出会い…。

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「生・老・病・死」の問いを現場で考え、表現している様々な分野の方を講師に迎え、現代のすがたをみつめる「しんらん交流館 公開講演会」。

7月は、ドリアン助川さんをお迎えし、〝心″〝生きること″について考えてみたいと思います。ぜひ、お越しください!

●開催日時 2018年7月18日(水)18:00~19:30

●講    師 ドリアン助川 さん(すけがわ)【作家・朗読家】

●講    題 語りと歌「クロコダイルの恋」〜憎しみを捨て、花を咲かす〜

●聴 講 料 500円

※1階京都ホテルオークラ・オリゾンテのソフトドリンク 1杯無料券付です。講演の始まる前に、美味しいコーヒー・紅茶をどうぞ(当日から8月末日まで有効です)

●そ の 他 事前申込み不要です。公共交通機関をご利用ください。

【プロフィール】

1962年東京生まれの神戸育ち。作家・朗読家。早稲田大学第一文学部東洋哲学科卒。日本ペンクラブ理事。長野パラリンピック大会歌『旅立ちの時』作詞者。

放送作家を経て、1990年バンド「叫ぶ詩人の会」を結成。ラジオ深夜放送のパーソナリティとしても活躍。若者たちの苦悩を受け止め、放送文化基金賞を得る。

同バンド解散後、2000年からニューヨークに3年間滞在し、日米混成バンドでライブを繰り広げる。帰国後は明川哲也の第二筆名も交え、本格的に執筆を開始。著書多数。

小説『あん』は河瀬直美監督により映画化され、2015年カンヌ国際映画祭のオープニングフィルムとなる。また小説そのものもフランス、イギリス、ドイツ、イタリア、レバノン、ポーランドなど11言語に翻訳されている。

2017年、小説『あん』がフランスの「DOMITYS文学賞」と「読者による文庫本大賞(Le Prix des Lecteurs du Livre du Poche)の二冠を得る。

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【ドリアン助川さんのメッセージ】

憎悪をいかに消し去り、人生の花の種とするのか。講話とともに、悲恋の歌劇『クロコダイルの恋』(約50分)を演じます。本作から生まれた絵本『クロコダイルとイルカ』の原画(絵:あべ弘士)を背景に映しながらの公演です。あらゆる年齢の方に見ていただける内容です。

【今後の講演予定】

●2018年8月3日(金)18:00~19:30 落合恵子さん【作家】

落合恵子さんは大学卒業後、文化放送のアナウンサーとなる。女性パーソナリティーのパイオニアとして活躍。その後作家に転身し、差別や介護、女性の社会進出など自身の経験メッセージを社会に発信している。また、1976年には、子どもや女性、ハンデキャップのある人がすみよい社会は、誰にとってもすみよい社会であるという理念から、子どもの本の専門店「クレヨンハウス」を立ち上げた。講演会では、7月11日(水)から8月31日(金)まで交流ギャラリーにおいて「絵本ワンダーランド」展を開催するにあたり、7代先の子どもの未来を考えて判断するという落合氏の絵本に込められた願いと、生きるうえで大事にしてきたことをお話しいただく。

●2018年9月19日(水)18:00~19:30デービッド・アトキンソンさん【小西美術工藝社社長・文化財専門家・茶名「宗真」

●2018年10月17日(水)18:00~19:30 うさ さん【絵本作家】

うささんは2011年10月、東日本大震災の被害の大きかった宮城県沿岸部に行き、ボランティアをする中であらためて被災者の方の悲しみや苦しみとともに、犠牲になったたくさんの命の中に様々な動物、植物の命があったことに気づかれました。家族同様の動物との別れ、悲しい思いをしている方々に出会う中で、動物たちと飼い主さんの心を、私たちが描く絵によってつなぐことができたら…と思ったとき、絵本作家・画家・イラストレーターによって、亡くなった動物たちを、絵の中によみがえらせる 「震災で消えた小さな命展」の開催を決めたそうです。その中での出会いをお話しいただきます。

※うささんの演劇劇団Sol.星の花 

●2018年11月調整中

ドリアン助川チラシ