知っていますか?世界には、生きるために住み慣れた土地を離れる「難民」がいることを。
知っていますか?誘拐や貧困により、紛争地域で銃を手に取る「子ども兵」がいることを。
知っていても、私たちはこの「現実」をどこか遠い世界のように感じているのではないでしょうか。

このたび、認定NPO法人テラ・ルネッサンスさまの協力のもと、6月20日の「世界難民の日」にあわせ、困難な中にあっても懸命に生きる「難民」や「子ども兵」の姿を紹介します。ひとりの力は、微力だけれど、無力ではない。

そのために、今、できることは何か。一緒に考えたいと思います。

●会 場 しんらん交流館1階交流ギャラリー

●時 間 【平日】午前9時~午後6時、【土日祝】午前9時~午後5時

●期 間 2018年6月20日(水)~7月8日(日)

Microsoft Word - チラシ案1

【開催によせて】

認定NPO法人テラ・ルネッサンス 理事長 小川真吾 さん

世界では現在進行形で紛争が起きています。NGOの発表によれば、世界の子どもの6人に1人(約3億5700人)もの子どもたちが紛争の影響を受ける地域に住んでいると言われています。そしてそこでは、子どもが被害者側だけでなく、子ども兵として加害者側にまわる事例もあります。そのような世界の現状を多くの方に伝え、社会の関心を集めていきたい。そんな私たちの願いを、しんらん交流館さまとのご縁によって、形にすることができました。

テラ・ルネッサンスが活動を行うアフリカ東部のウガンダでは、長く続いた内戦の中で、誘拐され戦わされた子ども兵がいました。その中には少年兵ではなく、少女兵も含まれています。強制結婚を経験し、望まない妊娠、出産を経験した少女兵は子どもを連れて脱走して帰ってきても、村を襲った加害者でもあるため、近隣住民から差別を受けることがありました。さらに彼女たちは、帰還後も働く知識も技術もなく、社会復帰が難しい状況だったのです。

そこで、テラ・ルネッサンスではウガンダの元子ども兵を対象に、自分の知識と技術で生活していくための職業訓練学校を運営しています。洋裁や木工大工の授業を通して自分の技術を磨き、販売し、生計向上へとつながっています。さらには、その技術を必要とした近隣住民が増え、徐々に元子ども兵と近隣住民との隔たりもなくなってきています。

そんなウガンダでは現在、隣国の南スーダンの情勢が悪化し、多くの難民が流入しています。当会では、そんな南スーダンからの難民に対し、緊急支援や開発支援を開始しました。

 

「ぼくたちに何ができるだろう。」

 

現代の紛争の現実に目を向け、皆様の平和への願いを思い出すきっかけになれば幸いです。

【ウガンダの子ども兵】 誘拐され、襲撃を強要され・・・・

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【めぐるプロジェクトを開催中!!】

書き損じはがき・古着・古本・アルミホイール・使用済み携帯電話・古紙の6つを回収し、アジア・アフリカでの紛争被害者支援のための資金としています。その回収事業をまとめて「めぐるプロジェクト」と呼んでいます。

紛争で苦しんでいる人々を支えたい。

でも、直接現地にはいけないし、お金での支援も難しい。

だけどやっぱり、何かしたい…

 そんな皆さまの想いを届ける事が出来るのがこのめぐるプロジェクトです。今、お家で眠っている古着や古本、書き損じはがきはありませんか?

是非、しんらん交流館へ持ってきてください。

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テラルネッサンスとは?