4月18日、「鹿児島教区元気なお寺づくり講座」が最終回を迎えました。昨年12月から始まった全5回の講座には教区全域から9カ寺(鹿児島別院を含む)・29名が参加し、それぞれのお寺の「寺業計画書」を作り上げてきました。

参加者の半数が坊守さんと婦人会の女性門徒さんということもあり、和気あいあいとした楽しい雰囲気で講座が進みました。そして最終回は計画書の発表。一つとして同じ計画や内容のものはなく、そのお寺の個性と独自性が溢れているものばかりでした。

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例えば、お寺が懐かしい人々との再会や交流の場を提供し、ふるさとの魅力を再発見してもらおうと、お盆に帰郷するご門徒や子どもさんに向けて、新たにお寺で縁日やマルシェを開く企画。また、同朋の会・御命日の集いの充実や報恩講参詣者増加の工夫など、既存の行事を見直して、お念仏の声が聞こえる寺づくりをしていきたいなど、真宗の教えに出あってもらうご縁づくりのアイデアがたくさん出されました。

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【参加者の声】

・最初はどうなるかなと思っていたが、推進員の女性に引っ張られて、2・3回目のお寺の将来の企画を考えるところから楽しく参加できた。(坊守)

・お寺でいろんなことできるんだ!とハッスルした。(門徒)

・ご門徒とお寺のことを語り合えてうれしかった。総代さんとも近くなった。(坊守)

・これから元気なお寺づくりに力を入れたい。(門徒)

・立派な計画ができた。他の方にご協力いただいて一歩一歩進んでいきたい。(門徒)

・創り上げるまでの過程が重要で、ご門徒と共有できたのがよかった。門徒さんから力をもらった。これを励みにして、あとはどう実現していくかです。(住職)

・最初はお寺のことについて独りよがりになっていたけど、この計画書を作り上げていくことで、気持ちの整理がつきました。お寺づくりのヒントをいただけた。一歩踏み出していきたい。(坊守)

・計画を実行するにあたって、ご門徒が何を願っているのか確認しながら進めていきたい。そこにご門徒がいなかったり、教えがなかったりすることのないように。(住職)

・帰郷する人の横のつながりとご先祖様との縦のつながりを大事にしたい。(坊守)

・お寺のことはお寺の者だけで考えていたが、この講座でその意識が覆された。(住職)

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講座終了後の懇親会の席では、1年後にそれぞれの寺業計画がどこまで実践されているか、点検の場をもってはどうかという声があがり、皆で再会を約束しました。今後のお寺は、お寺の者とご門徒が共に創る。今からがはじまり!という前向きな意欲が感じられた講座でした。