真宗大谷派(東本願寺)では、宗祖親鸞聖人御誕生八百五十年・立教開宗八百年慶讃事業の5つの重点教化施策の一つとして、「真宗の仏事の回復」を進めています。これは朝夕のお勤めや報恩講をはじめ、通夜・葬儀・法事などのあらゆる仏事が、御本尊を中心とした仏法聴聞の場として回復していくための取り組みです。ここでは各教区の動きを紹介します。

 


 

四国教区では、教区・組・自坊における教化活動の中心的な存在になっていただくことを願いとした、研修生制度を展開しています。

教区研修生には、聞法・座談・法話実習を研修の三本柱としたプログラムで、3年間学んでいただいています。

昨年度(2019年度)は、3年1期の最後の年ということで、「法話実習」を実施しました。

四国教区研修生法話実習①武田

 

四国会館で毎月開催されている同朋の会(真宗講座)と、土佐別院で毎月開催されている同朋の会(ご命日のつどい)の場をお借りし、その講座に参加しておられる方の前で、これまで学んできたことを活かして法話をおこないました。

 

 

研修生法話実習③光内

研修生法話実習②荒木

 

 

参加者の方には、研修生一人ひとりの法話をご聴聞されて感じられたこと(心に残った言葉や、アドバイス等)を「感想シート」に自由にお書きいただきました。

講座の終了後には、担当者(スタッフ)と研修生で反省会を行ない、一人ひとりの良かった部分、直したほうがよい部分などを確かめ合いました。

 

研修生法話実習反省会

2020年度からは、第7期教区研修生をスタートいたします。

1年度目は、「法話とは」「法話の心得」「座談とは」の3つをテーマに学び、教区や組の教化事業等にも積極的に参加してもらいながら、聞法の姿勢を養っていきます。

 

(四国教務所)