8月27日、福井教区においても、昨今増えつつあるWEBを活用した講義を開催しました。

新型コロナウイルス感染症感染拡大の影響により、県外から講師を招くことが難しい中、新たな試みとして行ったものでしたが、参加者からもご好評をいただきましたので、ご報告いたします。

 


 

 

新型コロナウイルス感染症の影響により本山の安居が中止となり、福井教区で例年行っている秋安居を開催することができなくなりました。そこで、教区教化委員会(寺族研修小委員会)において代替の研修会を検討したところ、来年(2021年)の4月に真宗本廟において親鸞聖人御誕生八百五十年・立教開宗八百年慶讃法要のお待ち受け大会が予定されていることから、慶讃テーマ「南無阿弥陀仏 人と生まれたことの意味をたずねていこう」についての学びを深める研修会を開催することになりました。

 

今回は大谷専修学院長の狐野秀存先生を講師にお迎することとなりましたが、コロナ禍にあって、講師を県外から招聘することについての是非が教化委員会内でも問題となりました。

 

そのような中、他教区が取り組む研修会において、京都在住の講師がWEB会議システム(Zoom)を利用して、講義を教区の会場に配信したという事例を耳にし、委員会で検討を行ったところ、現状況下でWEB講義を利用しない手はないということで、京都のしんらん交流館の協力のもと、当教区教化委員会でも初の試みとして行う事となりました。

 

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↑ 講義中の会場の様子。

講義は部屋を暗くし、スクリーンに映して拝聴しました。

 

 

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↑ フリップや張り紙を活用して丁寧に伝えてくださいました。

 

 

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↑ 配信元のしんらん交流館での講義の様子。

会場の様子をプロジェクターで投影し、

参加者の反応を確認しながら講義をしていただきました。

 

 

 

 

【会場で使用した機材】

 

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 講師の映像を映すプロジェクター(上)と

福井教務所側の音声を拾うマイク兼スピーカー(下/Logicool GROUP (CC3500eR))

 

 

 

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↑ 福井教務所の参加者の様子を講師に伝えるための

カメラ(Logicool GROUP (CC3500eR))

 

 

 

 

【感想と課題】

 

教区としてWEBを活用しての講義は初めての試みでしたが、参加者からは「直接お話を聞けないのは残念だが、映像越しでも姿を見ながら講義いただけるのはありがたい」と好評をいただきました。

 

福井の会場にいる司会や質問者は会場のハンドマイクを利用し、スピーカーからの音をWEB会議システムで拾っていましたが、講師に届く音質が悪く聞き取りづらかったため、今後の課題として改善策を考えなければならないと感じました。

(福井教務所)