10月8日、名古屋教区において、インターネットを活用しリモートによる学習会を開催しました。

コロナ禍における教化研修の一つの形として様々な対策を講じて開催しましたので、情報共有も兼ねてご報告いたします。

 


 

《開催の趣旨・願い》

名古屋教区では、2020年度より教区におけるお待ち受け体制の構築を図ることを目的とした「宗祖親鸞聖人御誕生八百五十年・立教開宗八百年慶讃事業推進準備委員会」が設置され、委員会において、まずはこのたびの「慶讃テーマの願い」と「慶讃法要の意義」について学ぶ場として、教区内寺院・教区門徒会員を対象に学習会を開催することといたしました。

 

 

《開催の方途》

講師に教学研究所所長の楠信生氏をお招きして開催することとなりましたが、京都から出張しての講義が困難であるとのことから、講師は京都(しんらん交流館)からZOOMによるリモートで講義いただき、名古屋の会場(東別院ホール)にライブ映像を映して開催することといたしました。

 

講演の様子  

 

 

名古屋では、会場である東別院ホールを管理する業者(ステージトリニティ)さんにご協力いただき、映像・音声が乱れることの無いよう、ビデオカメラやプロジェクター、特別な音響機材等を用いました。

 

通信に使用したPC

会場の様子を講師に伝えるビデオカメラ

プロジェクタ―とスクリーン

 

 

PC・マイクからの音声をこの機材で一旦取り込んで、会場スピーカーからクリアな音を流しました。↓

  

京都では、企画調整局の職員の方々が、機材等を準備いただき対応してくださいました。↓

  

質疑応答も通常の講演のように行い、映像・音声もスムーズに共有できました。↓

【↑名古屋の会場/↓京都の講師】 

 

 

 

 

《その他のコロナ対策》

 

①会場のフィジカルディスタンス(身体的距離)の確保 

 通常最大450名定員のホールに120席設置して開催しました。

 

 

②参加者全員に対して、検温・手指消毒を実施しました。

検温

手指消毒

 

 

③参加をご遠慮いただく基準を作り、呼びかけました。

 

 

④挨拶をする方や司会者は、マスクの代わりにフェイスシールドを着用しました。

 

 

④参加者から感染症の陽性者が確認された場合に備え、参加者の連絡先を聞き取りました。(画像をクリックするとPDFで表示されます)

 

 

 

《リモート学習会の感想と課題

 

このたびの学習会について参加された方々からは、「初めてリモート講義に参加したが、質疑応答も含めて違和感はなかった」「久々の研修会への参加だったが、コロナ対策をされていて安心できた」などの好意的な意見を多くいただきました。

 

また、「この形式の学習会ならば、参加者も各自自宅でPCを用いるなどリモートで行えるのではないか」との意見もいただきました。

 

本山では教区の教化事業の講師が京都近郊在住者の場合、講義を「しんらん交流館」から中継する「しんらん交流館スタジオ」も始まり、インターネット等を用いた教化の方途について少しずつ環境が整ってきているように感じます。このコロナ禍の中だからこそ、真宗の教えに聞き、共に学ぶ場を模索し続けていきたいと思います。

 

 

(名古屋教務所)