生老病死をテーマに、仏教、浄土真宗、社会問題、平和、戦争、貧困、文化など企画展示を行っている〝しんらん交流館交流ギャラリー

 

 

 糸をぎ 色を織りなすー職人技と伝承ー

 

●期 間:2021年 7月7日(水)~8月23日(月)

  ※休館日:毎週火曜日、8月12日(木)~17日(火)

●会 場:しんらん交流館一階ギャラリー

 ●協 力:株式会社 京法衣事業協同組合

●監 修:株式会社 柴田法衣店

 

 

 今回の展示は、2021年1月10日から2月15日まで開催しておりました「糸を紡ぎ 色を織りなす」展の第二弾として開催します。前回から引き続き法衣の歴史を伝えるとともに、法衣がさまざまな職人の手を経て作られていることから、今回は袈裟や衣の制作に携わる職人にクローズアップしました。法衣を通して今に至るまで伝承されてきた職人の技を紹介します。

是非、ご来館ください。

糸を紡ぎ 色を織りなす

 

 

開催にあたって

 

 お寺の法要や法事、毎月のお参り、そして、街中でさまざまな法衣を着たお坊さんを見かけると思います。法衣は僧侶になった者が着ることができる衣で、宗派ごとに特徴があります。

 法衣の歴史は古く、インドでお釈迦さまが僧侶の衣を制定され、お釈迦さまの教えとともにシルクロードを通って中国に伝わり、仏教伝来とともに日本にもたらされました。現在も最も重要な儀式で使用する「袍衣」は、奈良時代からその形状が変わっていないと言われています。

 長い時間を通して今にまで伝わる法衣は、職人たちが師から弟子へ、新たな技を取り入れながら脈々と現在まで受け継いできました。

 このたびの展示では、法衣の歴史とそれを受け継いできた職人の技を御覧いただければと存じます。職人たちの受け継いできた繊細な匠の技を感じていただくとともに、今後もこの伝統が継承されていくことをしんらん交流館では願っております。

 最後に、このたびの展示は、柴田法衣店社長 柴田正次郎氏の全面的な監修と協力のもと開催しておりますことを申し添えます。

以 上

【取材写真①】修多羅を編む様子

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【取材写真②】七条袈裟裂地

IMG_3988【取材写真③】京都金襴さん

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