松金研究員2021
研究員
【歴史学】

松金 直美
Matsukane Naomi

【研究領域・関心】
近世史・地域真宗史

近世に構築された真宗信仰の世界が、近現代へいかに展開されたのか、連続・転換の両面から考えています。特に地域・民衆の視点からの真宗史に取り組んでおります。現代において社会・宗門の抱える課題へ向き合いながら、これまでの歴史の中で真宗の教えに生きた様々な地域の人びとに着目して、過去に学び、未来を模索していきたいと思います。

【経歴】

1979年富山県氷見市生まれ。大谷大学大学院博士後期課程(仏教文化)満期退学。博士(文学)。大谷大学文学部任期制助教、同朋大学仏教文化研究所所員を経て、現職。真宗大谷派擬講。高岡教区安專寺衆徒。同朋大学仏教文化研究所客員所員、大谷大学非常勤講師、龍谷大学非常勤講師。

【最近のイチオシの一冊】
大桑斉『寺檀の思想』(教育社歴史新書、1979年)
【所属学会】

佛敎史學會、真宗連合学会、真宗教学学会、越中史壇会など。

【主な執筆】

著書

『カミとホトケの幕末維新―交錯する宗教世界―』(共著、法藏館、2018年)
『日本宗教史のキーワード―近代主義を超えて―』(共著、慶應義塾大学出版会、2018年)
『仏教史研究ハンドブック』(共著、法藏館、2017年)

論文

「近世における東本願寺周辺地域の被差別部落と真宗」(『教化研究』第168号、2022年)
「近世近代における聖徳太子信仰の展開―井波瑞泉寺とその周辺地域―」(『教化研究』第166号、2020年)

コラム

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