助手
【仏教学】

都 真雄
Miyako Mao

【研究領域・関心】
仏身観・外教研究・唯識思想

曇鸞大師の『浄土論註』にみられる二種法身を中心とした大乗仏教の仏身観について研究しつつ、その関係から戦時中に用いられた本地垂迹や真俗二諦についても関心をもっています。その他にもキリスト教や神道などの真宗以外の外教研究にも注視していますが、それらに通底するのは、現実生活の中で真宗に生きるとは何かということであり、そのことが自分自身の主題となっています。
教学研究所では、教化伝道研修や『解読教行信証』の発刊や、様々な編集・執筆等に携わっています。また『大乗起信論』についての所内研究会を開催しています。

【経歴】

1973年大阪府生まれ。大谷大学大学院博士後期課程(仏教学)満期退学。博士(文学)。山陽教区法專坊衆徒。

【最近のイチオシの一冊】
廣瀬杲『序説 浄土真宗の教学』(文栄堂、1992年)
【主な執筆】
論文

「『大乗起信論』について――清沢満之の仏身観についての一考察――」(『教化研究』第164号、2019年)
「意言(Manojalpa)について――世親の修道論の形成過程――=On “Mind-Talk (manojalpa)”: Vasubandhu’s Theory-making Process about Buddhist」(『印度学仏教学研究』第110号、2006年)
「『大乗荘厳経論』長行の著者は誰か — 無着・世親の修道論の差異からの考察」(『佛教学セミナー』第82号、2005年)

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