所員
【真宗学・思想史】

名和 達宣
Nawa Tatsunori

【研究領域・関心】
教行信証・西田哲学・現代問題

時代を越えて蔓延する「息苦しさ」はどこから来るのか。その出どころを、自らの身をとおして探究することが中心の課題。現在は特に『教行信証』読解の〈方法〉をめぐる研究に専心しています。
教学研究所では、真宗同朋会運動研究会、教化伝道研修などを担当。

【経歴】

兵庫県姫路市生まれ。大阪大学文学部(倫理学)卒業、大谷大学大学院修士課程(真宗学)修了。親鸞仏教センター研究員を経て、現職。山陽教区明泉寺住職。真宗大谷派擬講。親鸞仏教センター嘱託研究員。京都光華女子大学非常勤講師。

【最近のイチオシの一冊】
蓮見恭子『メディコ・ペンナ 万年筆よろず相談』(ポプラ社、2021年)
(小学館、2023年)
【一言コメント】
万年筆と人との交わりによって織りなされる「人生が変わる」物語。「書く」よろこびと奥深さを知らされた。
【所属学会】

真宗教学学会、日本思想史学会、西田哲学会、日本近代仏教史研究会など。

【主な執筆】
著書

『近代の仏教思想と日本主義』(共編著、法藏館、2020年)
『日本宗教史のキーワード――近代主義を超えて』(共著、慶應義塾大学出版会、2018年)など。

論文

「『教行信証』解釈の〈方法〉をめぐって(上)」(『近現代『教行信証』研究検証プロジェクト研究紀要』第4・5号、2022年)
「真宗教学における「利他」再考」(『教化研究』第167号、2022年)
「親鸞教学と京都学派の交流する場所」(『宗教哲学研究』第37号、2020年)

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