寺院活性化支援室

[支援事業]過疎地域への法要・法話支援

未来へつなぐ仏法の灯

過疎地域の寺院では、門徒の減少や家族間のつながりが希薄化し、寺院活動が困難な状況に直面しています。
しかし、寺院は地域の心の拠り所としての役割を果たす大切な存在です。
そこで、寺院活性化支援室では、過疎地域の寺院が地域住民や門徒との関係を結び直し、
仏法を未来へつなぐために法要・法話の場を開くための支援をしています。

過疎地域寺院の現状

人口減少が進む過疎地域の寺院では、以下のような課題が浮き彫りになっています。

  • 郷里を離れた門徒との関係が希薄化し、法要や行事への参詣者が減少している。
  • 世帯の分散により、仏法の家族間継承が難しくなっている。
  • 地域コミュニティが崩壊し、寺院の存在意義が薄れつつある。

これらの課題に対応し、次世代に仏法を継承していくための取り組みが必要です。

過疎地域寺院教化支援の目的

過疎地域の寺院がこれまで行ってきた教化活動や儀式を大切にしつつ、門徒や地域住民との関係性を再構築することを目指しています。この支援は、寺院が次世代にとっても「なくてはならない存在」となり、真宗の教えが未来へとつながるように支援することを目的としています。

支援内容

過疎地域の寺院のニーズや現場の声に応じた支援を提供しています。具体的な支援の流れは以下の通りです。

1.ご相談

まずはお電話やメールでご相談ください。

2.ヒアリング

支援員が寺院を訪問し、寺族や門徒の思いや課題を丁寧にお伺いします。必要によりオンラインでのヒアリングも対応可能です。

3.支援策提案

聞き取り内容に基づき、寺院の状況に最も適した支援策を共に考えます。内容に応じて、法話会の開催や法話者の派遣など、具体的な活動を提案します。

4.助成事業案内

法要や法話会の助成金を活用する場合は、詳細な説明をします。

支援のポイント

  • 柔軟な対応
    それぞれの寺院の状況を丁寧に聞き取り、現場にあった支援につなぎます。また、法話者の派遣や助成金の活用もサポートします。
  • つながり支援
    寺院の歴史や伝統を尊重しながら、地域を越えた門徒との関係性を深める取り組みを共に考えます。
  • 連携と協力
    教区や他の寺院との連携サポートを得て教化活動を推進します。
  • 助成金制度
    離郷門徒のつどい・ふるさと法要、地域連続法話会、お寺に寄り添う講師派遣といった、各種助成金があります。

助成金の内容

各種助成金の内容は下表のとおりです。助成要項並びに申請につきましては、お電話またはメールによりお問い合わせください。

取り組み こういう寺院におすすめ 助成事業
街中出張法要
  • 街中に移住した門徒との関係性をつなぎたい
  • 住職・寺族が出向くことで、市街地に住む門徒にも参詣しやすい形で勤めたい
  • 都市部に別院などの使用可能な会場がある
離郷門徒のつどい
¥100,000
申請書はこちら
ふるさと帰省法要
  • 移住門徒が正月やお盆など、地元に帰省する習慣がある
  • 境内墓地・納骨堂のみの関係から法座の縁につなげたい
  • 移住した門徒にふるさとの寺院への親しみをもってほしい
ふるさと法要
¥100,000
申請書はこちら
地域連続法話会
  • 1カ寺の単独開催だと人が集まりにくいので、複数か寺で協力して法座を開きたい
  • 地元に密着し、教えに触れたい人々に継続的な聞法の場を開き、新しい聞法仲間との出会いの場にしたい
  • 新しい共同教化の形をつくりたい
地域連続法話会
¥100,000
申請書はこちら

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講師・法話者派遣 上記事業実施にあたり学びたいテーマに即した講師を派遣してほしい お寺に寄り添う講師派遣
¥50,000
申請書はこちら

助成要件

「過疎地域の持続的発展の支援に関する特別措置法」において、全部過疎、一部過疎、みなし過疎及び特定市町村に指定された市町村に含まれる寺院・教会が助成対象です。
【助成回数の上限:1事業につき、年度内1回】

これまでの実績

詳細な実績

こんな寺院におすすめ

  • 郷里を離れた門徒とのつながりを回復したい寺院
  • 法話会や聞法会を開催したいが、講師選びに悩んでいる寺院
  • 過疎地域の課題を共有できる仲間が欲しい寺院
  • お寺の将来について、地域の方々と共に考えたい寺院
  • お寺の存続について悩んでいる寺院

お問い合わせはこちら

過疎・過密地域寺院教化支援について詳しく知りたい方は、お気軽にお問い合わせください。
ご相談いただいた後、寺院の現状に最も適した支援プランを提案します。

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過疎・過密地域寺院教化支援担当