寺院活性化⽀援員
寺院活性化⽀援員とは
時代潮流の中で、お寺の取り組みにも多様性が求められるようになりました。
このような時代であるからこそ、1カ寺の課題に丁寧に応えていくための⼈が求められています。
そのために、お寺に出向いて現状をお聞きし、メニュー作りから伴⾛するために寺院活性化⽀援員がいます。
寺院活性化⽀援員の養成
寺院活性化⽀援員講習は、基礎講習と専⾨講習の2種で構成されています。寺院活性化⽀援員として活動するために必要な知識や⼿法を実践的に学びます。
1. 基礎講習
現場での「共創」の意識や企画⽴案の基本的な視点を学習するため、「元気なお寺づくり講座」のプログラムを受講し、寺業計画書®を作成します。
| 第1講 | 社会とお寺を取り巻く環境の変化を⾒てみよう |
|---|---|
| 第2講 | ⾃坊の強みを⾒出し、お寺の使命を考えよう |
| 第3講 | お寺の将来像を描こう |
| 第4講 | 伝わる企画を⽴案し、計画を具体化しよう |
| 第5講 | 寺業計画書®発表 |
2. 専⾨講習
内容は各担当種別(専⾨分野)に応じたカリキュラムで⾏います。
1. 寺院運営活性化⽀援講習
「元気なお寺づくり講座」の講師として登壇するために必要な知識や技術を習得します。講義内容の⼒点‧流れに加え、フレームワークの進め⽅や寺業計画書®に対する助⾔指導の視点などを学習し、模擬講義を通して実践的に⾏います。
| 第1講 | 『元気なお寺づくり講座』第1回から第5回までのプログラム解説+模擬登壇 |
|---|---|
| 第2講 | |
| 第3講 | |
| 第4講 | コーチング実践ワークショップ・受講者課題の発表 |
2. 過疎‧過密地域寺院教化⽀援講習
⼈⼝移動が寺院に与える影響を知り、地域寺院の教化活動実施に必要な視点を養い、ヒアリング活動におけるコミュニケーションの基本を学びます。また、実習としてフィールドワークを⾏い、顕在‧潜在的ニーズを抽出し、⽀援策⽴案の演習を⾏います。
| 第1講 | 過疎と過疎地域の現状理解 |
|---|---|
| 第2講 | 移動社会におけるお寺の苦境 |
| 第3講 | 教化⼒低下ループから⾒える⽰唆 |
| 第4講 | 移動者とのご縁づくり |
| 第5講 | 傾聴 – 現場で活きる「きく力」 |
| 1泊2⽇のフィールドワーク(過疎地域寺院の現地ヒアリングと⽀援策⽴案の模擬会議) | |
3. ⻘少幼年教化⽀援講習
お寺に出向き、状況や悩みを聞き取るため、傾聴の技能を習得します。あわせて、宗⾨全体の⻘少幼年教化の現状や課題についても学びます。
| 第1講 | ⼀ヵ寺での⻘少幼年教化の意義-⼦どもや若者と出あう僧侶の使命-∕寺院活動における⻘少幼年教化活動の実態と⽀援活動の実際 |
|---|---|
| 第2講 | 話を聴くということ – 自己をしることと傾聴法の基本(1) |
| 第3講 | 話を聴くということ – 傾聴法の基本 (2) |
| 第4講 | 【⻘少幼年教化⽀援の演習(模擬派遣)】⻘少幼年教化が出来ない理由を再考する〜⼦どもが少なくなったからですか?〜 |
※これまでの教区における⻘少幼年教化に関する実務経験を踏まえて、⻘少幼年教化⽀援担当の寺院活性化⽀援員を担っていただく場合もあります(詳しくは、真宗教化センター寺院活性化⽀援室までお問い合わせください)