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ほとけの子リーフレットNo.3 『親鸞聖人』出家
親鸞聖人は幼いころにお父さん、お母さんと別れ、九歳の時に出家をしてお坊さんになりました。お父さん、お母さんと離れて暮らしたことは、親鸞聖人が望まれたことではないでしょう。出家をしたこともご自身の選びに先立って、そうするしかない事情があったのかもしれません。私たちがそうであるように、親鸞聖人もまた、思うようにはならない日々を生きておられたのでしょう。
しかし親鸞聖人は、その自分の力ではどうにもならない現実をあきらめてしまうことなく、出家を縁としてご自身が、そして人々が救われていく道を、仏さまの教えにたずねていかれました。その道を、投げ出してしまうことなく歩み続け、出遇われていったのがお念仏です。
どんな人も「この家」を「この自分」を選んで生れてきたわけではありません。そのことに苦しむことも悲しむこともあるでしょう。そういう私たちにお念仏が届けられているのです。どうにもならない現実をあきらめてしまうことなく道を求めていかれた親鸞聖人が、いま私たちに届けてくださっているのです。
リーフレットが必要な方は、青少幼年センターまでお問い合わせください。