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ほとけの子リーフレットNo.4 『親鸞聖人』道を求めて
そんな時、考えてみてほしいことがあります。それはあなたの正直な気持ちです。本当はどうしたいのかということです。
親鸞聖人は、九歳の時に出家してお坊さんになり、比叡山延暦寺に入られました。自分自身が、そしてすべての人々が救われる道を求めて、仏教の修行や学問に励まれたのです。しかし、どれだけ真剣に励んでも、その道を見つけることはできませんでした。親鸞聖人は、思い悩まれました。このままこの場所に居続けてよいのだろうか。自分が本当に求めているものは一体何なのだろうか。
やがて、二十九歳の頃、自分自身と正直に向き合うために、京都の六角堂というお寺に通われました。そしてついに、京都の町で多くの人々にお念仏の教えを説いておられた法然上人のもとを訪ねる決意をされたのです。
比叡山を下りて、生涯の師となる法然上人に出遇われたことは、親鸞聖人にとって新たな人生の出発でした。
リーフレットが必要な方は、青少幼年センターまでお問い合わせください。