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雪に愉しむ池の平 ~すのこぞり二〇一三世界大会 in じゃぽん~ with 子ども報恩講
三月二日から一泊二日の日程で、池の平青少幼年センター(新潟県妙高市)において子ども報恩講が開催されました。
この子ども報恩講は、二〇一〇年度から始まり、今回で三回目の開催となります。恒例となったすのこぞり大会も開催され、子どもたちの歓声が白銀の池の平の地にこだましていました。
池の平青少幼年センターが主催(協力:真宗大谷派青少幼年センター)する「雪に愉しむ池の平~すのこぞり二〇一三世界大会 in じゃぽん~ with 子ども報恩講」には、参加者・スタッフ合わせて約四十名が集いました。スタッフは前日から準備のために集まり、子ども報恩講で演じる寸劇の練習や、すのこぞりのためのゲレンデ作りなど、子どもたちの笑顔を楽しみにしながら準備を進めました。
当日は開会式の後、池の平青少幼年センターの敷地内に設けられたスタッフ手作りのゲレンデにて、すのこぞり(スキー板にすのこを固定した手作りのそり)による「人間ボーリング」が行われました。参加者は景品のお菓子がのったボーリングのピンをめがけてそりを滑らせます。一回で倒す選手もいれば、何度も挑戦する選手、親子や兄弟でひとつのそりに乗り仲良く滑る姿もありました。
すのこぞりで汗を流した後は、報恩講に向けての根菓餅(こんかぺい)作りです。思い思いのお菓子を台に貼り付けて、ひとりひとりの報恩講をお荘厳します。
子どもたちの手によりお内仏のお荘厳も整ったところで、子ども報恩講のお勤めが始まりました。子ども報恩講には京都から御遠忌キャラクターの鸞恩くんも駆けつけ、子どもたちと一緒に報恩講のひとときを過ごしました。「正信偈」のお勤めに続き、「聖人一流の御文」を全員で拝読、スタッフの内山真明氏による法話、さらに紙芝居『りゅうじん池としんらんさま』(東本願寺出版部発行)をモチーフとしたスタッフによる寸劇が行われました。リアルな竜の姿に泣き出す参加者もいましたが、スタッフの熱演に会場があたたかな空気に包まれました。
そして、夜は再び特設ゲレンデにて、今度はどれだけ遠くまで滑ることができるかを競う「すのこぞり世界大会─距離の部」が行われました。あいにくの吹雪となりましたが、ロウソクの灯る幻想的なゲレンデの中を、子どもも大人も一緒になって雪に愉しむ姿がそこにはありました。表彰式の後は冬の打ち上げ花火で参加選手の健闘を称え、大会はフィナーレを迎え、その後はセンター内の温泉に浸かりながら参加者同士の親睦を深めていました。
翌日、参加者は池の平温泉スキー場でアルペンスキーを愉しむ班、センターに残り雪と遊ぶ班とに分かれ、思い思いに雪の池の平を満喫し、また一年後の報恩講に遇うことを楽しみに各々の家へと帰っていきました。
宗祖親鸞聖人御誕生八百年・立教開宗七百五十年の慶讃事業として、一九七三(昭和四十八)年に設立された池の平青少幼年センターは今年四十周年を迎えます。このような行事の他、四季折々の自然の中で語らう研修会、また団体のみならず個人、家族でもご利用いただけます。ぜひ一度池の平の地に足をお運びいただき、自分自身を見つめる時間をお過ごしください。詳しくは、池の平青少幼年センターのホームページをご覧ください