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山陽教区第二組圓德寺 寺子屋教室取材(後編)
青少幼年センターでは、お寺の子ども会活動を支援するため、「絵本100冊プレゼント」事業を実施しています。昨年度当選された寺院の中から、2013年1月8日、山陽教区第二組圓德寺(兵庫県たつの市)を取材させていただきました。圓德寺さんからは「絵本を大事に扱うための補強をどうやったらいいか」等の質問をいただいておりましたので、青少幼年センターのスタッフが出向き、寺子屋教室の様子を聞きながらの絵本の補強作業となりました。今回は取材後編として、実際に行った絵本の補強作業についてご紹介いたします。
長く広く絵本に親しんでもらいたい、大事に扱ってもらいたいという願いもあり、圓德寺さんには絵本の補強の方法を実践していただきました。補強用フィルムは何種類か市販されていますが、今回は規文堂製「ブッカー」を使用しています。
表紙・裏表紙全体に空気を抜きながら絵本の表紙・裏表紙にフィルムを貼り付ける作業です。これをすることによって、長年の扱いにも耐えうる絵本になり、また色あせをふせぐことができます。
慣れるまでは何回か実践してみないとなかなか難しいものですが、みなさんチャレンジしてみてください!
<作業手順>
まず、本に汚れがないか、作業台にホコリなどがないかを確認しましょう。
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材料:絵本・補強フィルム・はさみ・筆記具・布(絹)
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上下左右2~3センチ貼りしろを残して切る。
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表表紙上下角にしるしをつける。
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角を切り落とす。
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表表紙の縦を内側に折り込み空気を抜きながら貼ります。
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布で少しずつ空気を抜きながら貼っていきます。
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背表紙の溝もしっかり空気を抜いて・・裏表紙へ・・
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裏表紙を張り終えたら角を切り落とし、内側へ折り込んで貼ります。さらに背表紙の上下に切り込みを入れて折り込みます。
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内側から見た図。
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背表紙の上下角は・・
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切り落とします。
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ズームイン。
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できあがり。
(注:各人でやりやすい方法を探してみてください。これは一例です。)
子どもたちに絵本に親しみをもって大切に扱ってもらうために、高学年の子どもにはこの作業に挑戦してもらうといいのではないか、との圓德寺住職さんのお言葉もありました。子ども会の活動の一環として是非そうして下さればありがたいことだと思います。絵本にますます愛着が増しますように・・・。
青少幼年センターでは引き続き、子ども会での活動を支援するための絵本の活用の仕方などの情報を収集すると共に、広く公開していく活動を進めてまいります。