DSC09616藤川幸之助さん(詩人)は、認知症の母親に24年間寄り添いながら、命や介護を題材に作品を紡ぎ出されてきました。2012年の9月にお母様は亡くなられましたが、「仕方なく始めた介護が、人生にとって多くの大切なことを気づかせてくれた」「母が認知症になったからこそ、私の中から多くの詩が生まれた」とおっしゃっています。そのような詩や言葉は、どれもが心にやさしく響き、そして、人間の生きる意味と、命の尊さに気づかされます。

 

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藤川さん自身が撮影された写真も併せてご覧いただきながら、詩や言葉の一つ一つを通して、真宗が大切にしてきた人間の課題をあらためて見つめていく機縁としていただければ幸いです。