開催日時 2017年3月24日(金)18:30~20:00
場 所 しんらん交流館2階大谷ホール
聴 講 料 500円 ※1階レストラン京都ホテルオークラオリゾンテ ソフトドリンク1杯無料付(当日から4月末日まで使用可能です。)
そ の 他 事前申込不要です。駐車場に限りがありますので、公共交通機関をご利用ください。
仏教のはじまりをひらいた「生・老・病・死」の問いを現代のさまざまな現場で考え、表現する方をお招きし、現代のすがたをみつめる講演会。
3月は、臨床心理士 西野敏夫さんをお迎えします。講題は、「こころ病む人々とともに-大いなる矛盾を抱えて」です。
「こころの病」
経済的に豊かになり、高度に発達し、より便利で快適な生活が実現されている現代社会。その一方でストレス社会とも言われ、その要因は管理社会、競争社会、高齢社会化社会による孤独など、理由は様々・・・。
西野さんは、名古屋市内の精神科病院に長年勤務され、現在は、カウンセリングオフィス「ひぃりんぐ工房 とぽす」を開設され、精神障害者、ひこもり、自殺予防・自死遺族支援、犯罪被害者支援、刑事司法サポート、子育て、高齢者、DV・虐待、児童、家族問題、アディクション問題、などそのご本人とご家族に寄り添い、多岐にわたる支援活動をされ、企業や官公庁、PTA、教育機関、介護施設の研修の講師もされています。
「自死者追悼法要 第8回 いのちの日 いのちの時間」(主催:いのちに向き合う宗教者の会 於:真宗大谷派名古屋別院 2016年12月5日)の事前学習会では、スタッフ向けに「自死と遺族について-こころの居場所-」というテーマでお話しいただき、丁寧な図示した資料を用いて、
・「100万回生きたねこ」で知られる佐野洋子さんの言葉を用いて、「生きるということは、いずれ死ぬということ、死ぬまでの暇つぶし、それだけのもの」
・何より大切な命?、命の重さは地球より重い? 命は命、ただそれだけのもの
・自分の命ですら思うようにはならないのに、他人の生命の前に私たちは無力である
・どうにもしてあげられない無力感・切なさ・苦悩を抱え、淡々と付き合う
・なんでもかんでもこころのケアとか言わない
・傍らにいるということの大切さと難しさ
・全ての苦悩は関係希求性、関係希求性こそが生への執着
・特別なことをしようとしない、小さな常識を積み重ねる
・生きること死ぬことを、ことさらに大袈裟に考えない
・終活という流行りに釣られないように
etc・・・
など述べられています。
経験から語られるその言葉を、是非、お聞き下さい。
西野敏夫さん ひぃりんぐ工房〝とぽす″ブログhttp://angel.ap.teacup.com/healingkoubou/
いのちに向き合う宗教者の会http://inochi.in/
臨床心理士とは?http://fjcbcp.or.jp/rinshou/about-2/
【お知らせ】
東本願寺では、「東本願寺 いのちとこころの相談室」(電話相談)を開設しました。
「誰かに聞いてほしい」
こころの悩みをお聞かせください。
【開室】毎週木曜日 13:00~17:00
※秘密厳守。相談時間はおひとり30分を目途とします。ご了承ください。)
【電話】075-371-9280
http://www.higashihonganji.or.jp/news/info/18493/