◆追弔の偈うたの朗読

全戦没者追弔法会では、近年、日程中の「追弔の偈(うた)」の朗読については、非戦・平和の願いを青少年とともに確認し合い、歴史を次の世代に受け継いでいくことを願いに、宗派関係学校の生徒などに朗読をお願いしています。
 
今回の「追弔の偈(うた)」の朗読は、全戦没者追弔法会当日の午後から開催しますシンポジウムのパネリストの一人である石田菜々子さんにお願いしました。石田さんは、広島市立基町高校在学中、 普通科創造表現コースにて、被爆体験証言者とともに、あの日のヒロシマを描き継ぐ「原爆の絵」を制作してこられました。
 

石田菜々子さん
石田菜々子さん
 
今回、非戦・平和展にて、石田さんが描かれた、「 御幸橋より 波に漂う屍 (しかばね)」を含め、被爆体験証言者と高校生が共同制作を行なった11点の絵画を、広島平和記念資料館と基町高校からお借りして展示いたします。被爆体験証言者の方から、被爆の状況などの聞き取りや打ち合わせをていねいに重ねて、「原爆の絵」を制作してこられた体験は、貴重なものです。
 
非戦・平和展では、基町高校の高校生が被爆体験証言者とともに進める制作時の模様や、インタビューの様子を映像をギャラリー会場にてモニター展示いたします。シンポジウムでは、こうした「原爆の絵」の制作の際のご苦労などをあらためてお話しいただけることと思います。
 

全戦没者追弔法会 2019年4月2日(火
テ  ー  マ:悲 -人間、この恐ろしき者よ―
法     要:10時から 御影堂にて ※「追弔の偈」朗読
シンポジウム :14時から 視聴覚ホールにて