2017年11月7日(火)の故 小川貴史さんの思いを汲み、木彫り作品「大海の絆」「魂の分銅」「小舟の歌」が寄贈され、寄附採納式が行われました。
当日、来られたのは、故小川貴史さんの妻 小川りえこさんと、小川さんから作品を預かっていた聞法仲間の米澤正文さん。
前日の夕刻、丁寧に梱包された木彫り作品は、トラックでしんらん交流館に運び込まれ、2階 特別来賓室前に設置されました。。
【特別来賓室で感謝状、記念品の贈呈】
特別来賓室から両堂を望み、合掌のあと、真宗宗歌の斉唱。
八島財務長から小川りえこさんに感謝状が手渡され、お二人に記念品が贈呈されました。
【ちょうど3回忌が勤まって!!主人の命日に寄附を受け入れてもらえると電話があったんです。】
感謝状、記念品贈呈の後は、作品と故小川貴史さんのことについてお聞かせいただきました。
米澤正史さんは、故小川貴史さんとは幼稚園からの友達、〝竹馬の友”というのがピッタリの存在だったと語られました。小学校の頃から手先が器用で、よく賞をとっていたそうです。
「そんな裕福な家ではなかったから作品作りはお金もかかるし、その道での進学を諦めようとしてたんだ。だけど、その時、クラブ活動の先生が進学をすすめて、京都市立美術大学の彫刻専攻に進んだんだ。その先生との出会いが大きかったと思う。そして、イギリスへも行ったんだ。」
とエピソードを語られました。
小川りえこさんは、「ちょうどこのあいだ主人の3回忌が勤まってたところで、ほっとしてたんです。」
「たまたまなんですけど、主人の命日に寄附を受け入れてもらえると電話があったんです。びっくりしてしましました。」
「この作品は、主人が網走にいたころに作られたもの。当時は、一本の木をくりぬいて作るこの技法はなかったんですよ。今では増えてきてますけどね。」
【寄贈いただいた木彫りの前で記念写真】
歓談は続き、両堂に向かって恩徳讃を斉唱、そして最後に作品の前で記念撮影を行いました。