２０１７年度「元気なお寺づくり講座」が２会場で始まりました。

 

横浜別院（神奈川教化センター）会場では２０１７年１２月１４日に第１回が開催となり、別院を含む６ヵ寺 ２２名から申込みがあり、現在第３回まで進んでいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

広島別院では２０１７年１２月２０日に７ヵ寺 １９名の申込みがあり、第２回まで開催しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

全５回で開催するこの講座では、「寺業計画書®」（お寺の事業計画書）を作成、実施いただくことが目的です。

ここで作る計画書は、単に企画内容だけを示すのではなく、綿密な環境分析と一ヵ寺一ヵ寺ごとに異なる潜在的な強みをもとに、具体的に将来像を描きながら、寺業内容を表現していきます。

そのことによって、計画書作成に関わった人だけではなく、寺業に関わるすべての人と共通認識を持つことが出来、実際に運営していくときの大切な礎となります。

講座の５回中、第１回から第３回までは、その「寺業計画書®」を構成する要素をテーマごとに学び、ワークショップで方法を体験していただきます。そして、第４回・第５回と「寺業計画書®」を作り、参加者がお互いに意見を出し合い、磨き上げて完成させていきます。

 

講座が始まった第１回目では、「若い人に来てもらえるお寺にしたい」、「気さくなお寺でありたい」とそれぞれに意気込みをもって参加されておりました。

第２回、第３回と進めていく中、「こんな私が住職をしていてよいのかと思い続けてきたけど、ここでたくさんの意見を聞く中に、光が見えた気がする」、「お寺に帰って人数を増やしてやってみたら、急に具体性がおびてきた」といった声が聞かれるようになりました。

 

寺族も門徒も、それぞれにお寺を大切にしたい思いを抱いていながらも、案外、お寺の運営や将来像について語り合うことはできていないのではないでしょうか。「お寺を何とかしたい」と、その一心で参加された方々が、お互いにお寺の状況を確かめ、どんな未来が描けるのかを話し合う中に、すでに”元気なお寺づくり”が始まっていることが感じられました。