〝あらゆる人が自分色に輝けるように″
「自分の色になってください。人にはいろんな色がある。相手の色と共有するためにも、自分の色を大切にしなければいけない。より鮮やかに深く輝く色になってね」
女性パーソナリティーのパイオニアとして活躍された落合恵子さん。その後作家に転身し、差別や介護、女性の社会進出など自身の経験メッセージを社会に発信されています。
そして、子どもや女性、そしてハンデキャップのある人がすみよい社会は、誰にとってもすみよい社会との考えにより、〝男社会″〝健常者″〝大人″中心の社会に楔を入れるたいと、1976年にクレヨンハウスを立ち上げられました。
クレヨンハウスは「出会いの場」と表現され、「一人の人間が気持ちよく自分であることを愛する。他人の自分というものを愛せるような考えと、それを生活の中で実践していくこと」を大切にと語られています。-東本願寺「真宗会館」の広報紙「サンガ」(1998年1月号)-
「生・老・病・死」の問いを現場で考え、表現している様々な分野の方を講師に迎え、現代のすがたをみつめる「しんらん交流館 公開講演会」。
8月は、落合恵子さんをお迎えし、7代先の子どもの未来を考えて判断するという落合氏の絵本に込められた願い。〝世代を超えて、子や孫の世に残したいこと″〝人間が生きるということ″について考えてみたいと思います。ぜひ、お越しください!
©「神ノ川智早」
●開催日時 2018年8月3日(金)18:00~19:30
●講 師 落合恵子 さん(おちあいけいこ)【作家】
●講 題 「いのちの感受性2018」
●聴 講 料 500円
※1階京都ホテルオークラ・オリゾンテのソフトドリンク 1杯無料券付です。講演の始まる前に、美味しいコーヒー・紅茶をどうぞ(当日から9月末日まで有効です)
●そ の 他 事前申込み不要です。公共交通機関をご利用ください。
【プロフィール】
クレヨンハウス主宰。
執筆と並行して、社会構造的に「声が小さい側の声」をテーマに書き続ける。
執筆と並行して、東京青山、大阪江坂に子どもの本の専門店クレヨンハウスなどを主宰。
東京店は今年で42年目に。
最近の主な著書として「老いることはいやですか?」(朝日新聞出版)、「てんつく怒髪…3・11以降の生き方」(岩波書店)他。
新刊に生と死をテーマとした「泣きかたをわすれていた」(河出書房新社)がある。
総合育児雑誌「月刊クーヨン」、オーガニックマガジン「いいね」発行人。「さようなら原発1000万人アクション」、「戦争をさせない1000人委員会」呼びかけ人
【落合恵子さんのメッセージ】
自宅で介護した母や、かけがえのない友人たちを見送って、いま、わたしに遺された『宿題』とは何なのか。市井の人が、懸命に生きて、そして穏やかな最期を迎えることの難しい時代と社会の中で、わたしたちが子どもや孫の世代に残したいものは何か等、ご一緒に考えましょう。
【今後の講演予定】
●2018年9月19日(水)18:00~19:30デービッド・アトキンソンさん【小西美術工藝社社長・文化財専門家・茶名「宗真」】
金融アナリストとして活躍するが、「マネーゲームを達観した」とゴールドマンサックス証券を退社。その後、縁あって文化財の補修を手がける小西美術工藝社の経営に携わっている。当時の小西美術工藝社は「伝統技術に将来はない」との意見が多かったが、本物の伝統技術を持った企業がなくては文化財が消滅してしまうとの考えから、非正規雇用の職人を正規雇用にするなどの改革により業績を大幅に改善した。その経験から、文化財保護や日本文化の継承には「観光」が不可欠であり、また、地方の活性に繋がるという提言を行っている。講演会では、文化財保護からみる伝統技術の継承と、そこからうかがえる日本の姿についてお話しいただく。
●2018年10月17日(水)18:00~19:30 うさ さん【絵本作家】
うささんは2011年10月、東日本大震災の被害の大きかった宮城県沿岸部に行き、ボランティアをする中であらためて被災者の方の悲しみや苦しみとともに、犠牲になったたくさんの命の中に様々な動物、植物の命があったことに気づかれました。家族同様の動物との別れ、悲しい思いをしている方々に出会う中で、動物たちと飼い主さんの心を、私たちが描く絵によってつなぐことができたら…と思ったとき、絵本作家・画家・イラストレーターによって、亡くなった動物たちを、絵の中によみがえらせる 「震災で消えた小さな命展」の開催を決めたそうです。その中での出会いをお話しいただきます。
※うささんの演劇劇団Sol.星の花
●2018年11月以降 調整中