はなまつりパレードの様子
 4月10日、全国に先駆け、熊本城ホールにおいて九州教区慶讃法要お待ち受け大会が開催されました。九州教区は一昨年の7月に教区改編によって新教区が誕生し、教区を挙げた初めての記念行事ということもあり、会場には午前・午後の部合わせて1,200人を超える参加者が集まりました。
大会の様子は教区内寺院を対象にYouTubeにてライブ配信されました。

 午前の部では、会場近くのアーケード街において教区内の大谷保育協会加盟園児と鼓笛隊によるお待ち受け大会花まつりパレードが行われ、園児たちが白象と元気いっぱいに行進しました。続いて熊本城ホールに会場を移し、親鸞聖人とお釈迦様の御誕生をお祝いする「はなまつり」が行われました。和太鼓演奏で幕を開け、供灯・供華、三帰依、讃歌を唱和しました。臨席された大谷暢裕門首からは「みなさんの様子を拝見し感動で胸がいっぱいになりました。みんな仲良く元気いっぱいに生きることができる世界を一緒に作りましょう」と言葉を述べられました。続いて吉栁(きりゅう)佳代子氏(九州大谷短期大学准教授)による講演・手遊びでは、体を使って会場が一体となり、最後には大人も子どもも手を合わせて南無阿弥陀仏と口ずさみ、先達が唱えてきた南無阿弥陀仏が私のところにまで届いていることを確かめました。

 午後の部では、古賀堅志参務から「新型コロナの不安から、その中にあっても聞こえてくるのはご門徒のお念仏の声であり、その声は“今こそ念仏申せ”との私への促しとして響いてきます」と挨拶があり、その後「正信偈」が同朋唱和で勤まりました。 門首からは「来る2023年の宗祖親鸞聖人御誕生八百五十年・立教開宗八百年慶讃法要には御真影の前で皆さまと共に宗祖の御誕生を慶び、念仏相続のご勝縁に遇わせていただきますことを心より念じます」と挨拶がありました。

大谷暢裕門首挨拶

引き続き、大会の記念イベントとして熊本市出身の水前寺清子さんのコンサート、真城義麿氏(四国教区善照寺住職)による記念講演が行われました。

九州教区では今後、本山の慶讃法要後、教区慶讃法要が勤まる予定です。

(九州教区通信員 竹﨑桂一)