しんらん交流館では、11月21日(土)から28日(土)に厳修される「真宗本廟御正忌報恩講」を控え、下京消防署にご協力いただき職員の防災訓練を実施しました。
本年7月に開館したしんらん交流館。来館者の避難経路、館内の消火器・消火栓・防火扉・排煙装置・放送設備などの設備の把握、館内の自衛消防班のすべき役割、共通認識を持つべき点が多々あります。
第一部は、1階で火災があったことを想定し、交流館内での会議参加者も加わって、初期消火、来館者の避難誘導、重要物の搬出、負傷者の救護について訓練し、消防隊のみなさんに講評をいただきました。
その講評では、「火災現場の確認は一刻も早くすべきであるので、時間の短縮に努めましょう。」「情報共有が大切です。どうしても人数が多いと誰かやるだろうと人任せになって、結果、漏れが出てしまう。大きな声を出して情報伝達をしましょう。」など指摘を受けました。
第二部では、AED実習を行いました。来館者が心痙攣を起こしたことを想定し、初動訓練としてAEDの操作・心臓マッサージの方法を指導いただきました。宗派内での講習や運転免許の講習で一度は習っているものの、いざというときに身体が動かなければ、目の前の方の命に関わります。消防隊のみなさんの説明を受けた後、職員の実習を行いました。