目 次
【特集:非戦と平等】
・ウクライナ戦争と沖縄-傍観者的好戦論から当事者的非戦論へ/前泊博盛
・沖縄、積極的平和から考える自由と平等について/安里長従
・本願史観に立った非戦の誓い-『余が社会主義』に聞く/中山量純
・(コラム)田原惟信という人を知っていますか~沖縄に渡った岡崎教区の僧侶の足跡をだずねて~/杉山寧
【女性解放運動の現在】
・性差別問題とセクシュアル・マイノリティ差別問題/江原由美子
・真宗大谷派の性差別問題の取り組みにおける課題ならびに基本的視座について/谷祐真
・(書籍紹介)江原由美子著『増補 女性解放という思想』/近藤恵美子
【研究ノート】
・学習冊子『是旃陀羅問題について』発刊なる-解放運動からの一考察-/阪本仁
・真宗大谷派同和関係寺院協議会発足五〇年を迎えるにあたって/吉田佑樹
・(書籍紹介)朝治武・黒川みどり・内田龍史編『非部落民の部落問題』/松尾奏子
概 要
世界中で正義と正義の対立による紛争が起こっています。日本においても、沖縄の武装準備はすでに市民の生活にまで影響を与える問題となっています。
戦後80年を目前とし、平和を求めてきた歩みが、いつしか「戦争前夜」と評すべき状況に変化しつつある昨今、浄土真宗における非戦の根拠たる仏教の平等思想を再確認したいと思います。
あらためて、世界中の紛争や沖縄に差し迫った問題を訪ねつつ、非戦平和の課題のみならず、様々な差別問題からいのちの尊厳の声を聴き、私たち一人ひとりが当事者として考えていく必要があります。その一助として本誌を参考にいただければ幸いです。
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東本願寺出版(TEL:075―371―9189/FAX:075―371―9211)