2025年9月30日(火)、九州教務所を会場に、「第2回 九州教区 教区門徒会学習会」が開催されました。
本学習会は、九州教区参議会議員一同により発案され、「九州教区の教区門徒会員として、宗門に関するさまざまな問題や事柄についての学びを深めるとともに、特に門徒を取り巻く教区の現状と課題について、意見交換・情報共有を行い、九州教区の未来を創造すること」を趣旨として開催しているものです。2024年度に1回目の学習会を開催し、参加した会員からは、継続的な学習会の開催を希望する声が多く上がり、このたび、2回目の学習会を開催するはこびとなりました。
学習会では、信國九州教務所長による「宗務総長演説」並びに「財務長演説」要旨の確認の後、参議会議員報告として、甲斐一参議会議員より「参議会報告」を、寺本修一参議会議員より「特別委員会報告」を、西尾英一郎参議会議員より「決算委員会報告」を、大見政弘参議会議員より「別院の将来構想に関する委員会報告」を、そして、緒方靜磨参議会議員より「予算委員会及び宗政調査会報告」を行いました。





参議会議員報告の様子
その後、各報告を受けての質疑応答・意見交換会が行われ、多岐にわたる議題においてさまざまな意見が交わされました。
特に、真宗同朋会の機関紙である『同朋新聞』については、本山と門徒をつなぐ重要な存在であり、一人でも多くの門徒に届けるために、それぞれの所属寺での配布についての取り組みを紹介し合い、また現状の課題を確かめるなど、充実した協議の場となりました。また、先の宗議会・参議会で全会一致をもって可決された「非核非戦決議2025」について、あらためて大切な誓いであることを、参加者全員が受けとめ直しました。


質疑応答・意見交換会の様子
参加した教区門徒会員からは、「本学習会での、説明や報告、意見交換をとおして、教区改編後の九州教区・各組の現状や課題及び教区内の門徒の意見を共有することができて良かった」「門徒一人ひとりの思いが本山に届けられるよう、本学習会のような参議会議員との意思疎通をはかる機会が全国にも拡がっていってもらいたい」との声が寄せられました。
参議会議員からは、「今後も参議会議員と教区門徒会員との意思疎通を図り、教区内門徒の宗派に対する思いを本山(議会)に届けていきたい」との声が寄せられました。
本学習会については、今後も継続的に行われることが決まっており、次回、第3回学習会を年度内に開催する予定です。
なお、2024年度に開催された「第1回 九州教区 教区門徒会学習会」は2024年10月15日(火)に九州教務所を会場に開催されました。
第1回学習会では、信國九州教務所長より「宗務の仕組みと教区改編後の諸課題」について、甲斐参議会議員より「宗門現況と参議会が抱える課題」について、熊本九州教区門徒会長より「教区・組の門徒の現状と課題」について、それぞれ提言がなされ、その後4つの班に分かれて分科会(テーマ別座談会)が行われました。
分科会では、お寺の将来に対する不安や組合併についての評価・問題点、また、住職・門徒の意識改革の必要性等について、参加者の率直な意見が交わされました。
また、第1回・第2回学習会ともに、会議後には懇親会が開かれ、会員同志の親睦を深める貴重な場となりました。



「第1回 九州教区 教区門徒会学習会」(2024年10月15日)の様子




分科会(テーマ別座談会)の様子
(九州教務所)




























