このたび、解放運動推進本部から『身同―解放運動推進本部紀要―』第35号を発行しました。
本号では、特集として「戦後70年―非戦・平等への誓い―」をテーマに、上瀧浩子氏(弁護士)から「朝鮮学校襲撃事件と、その判決が意味するもの」、前泊博盛氏(沖縄国際大学・大学院教授)から「沖縄と米軍基地―差別としての基地集中―」の寄稿、さらには 2014年度人権週間ギャラリー展シンポジウム「誠信交隣を願って―日朝・日韓の歴史と現在」の抄録や、「演劇『太平洋食堂』上演の今日的意義―真宗大谷派の近現代史への学びとともに―」(戸次公正大阪教区南溟寺住職)、「浄土教と憲法」(菱木政晴同朋大学特任教授)の講義抄録を収載。
また、「部落差別問題に学ぶ」では朝治武氏(大阪人権博物館館長)の寄稿「全国水平社創立宣言の世界的意義を再確認しよう ! ! 」や、研究ノートとして「「是旃陀羅」問題から問われる教団のこれから」(阪本仁解放運動推進本部本部委員)のほか、第20期解放運動推進要員研修会レポート等を掲載しています。
戦争から70年が経ち、歴史が風化しつつある今、私たちは自身の歴史に今一度目を向け、学び直さなければなりません。本誌がその一助となることを願っています。ぜひお読みください。

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頒布価格=1,200円