4月に大好評だった小さいお子さん対象(5~8歳)のワークショップ。第2回目として、4月から実験的にはじめたTera school Kidsの教室でも重視している創造的な活動に取り組みました。
「プログラミング」と「デザイン」をテーマに、子どもと大人が一緒になって新しいことに挑戦する楽しさを体験しました。
クリエイターとはものを作る人を指しますが、いろいろな角度から「創造」してみようと、
①「プログラミング」パソコンを使って、遊びながらプログラミングを学んでみよう
②「デザイン その1」としては、割りばしタワーを作ろう
③「デザイン その2」写真を使ってかるたを作ろう
の体験をしました。
「プログラミング」
≪2つのお約束≫
- 大人の約束事として、答えを言ってはダメ!あくまで子どもが考える手助けに徹しましょう。
- できたらいっぱい褒めましょう!
パソコンの画面上には、鳥とマス目上の鳥を動かしてブタを捕まえるゲームです。
「前に進む」「右に曲がる」「左に曲がる」という3つのブロックを組み合わせて鳥を動かし、障害物を避けながらブタを捕まえます。
クリアするごとに少しずつ動きが複雑になってブタを捕まえるのが難しくなっていきます。
お約束のことは分かっていても、大人たちはもどかしくなって、答えを言いたくなってしまいますね。
「デザインその1 割りばしタワーづくり」
割りばしと粘土、輪ゴムを組み合わせてタワーを作ります。
材料を渡されて最初はとりあえず作ってみますが、なかなかうまくいきません。
高くしようとすると横に倒れてしまいます。
そうしてしばらく悪戦苦闘(自分で考えいろいろやってみることがものづくりの楽しさ)した後、スタッフから例としていろいろな形の割りばしタワーの写真が見せられます。
タワーというと東京タワーのような形のものを想像しがちですが、横に広がったものなど様々です。それらの写真を見たうえで、今度は紙に設計図を書いてみて、それをもとに再挑戦。
すると、すぐに倒れてしまっていた子たちも、まずは土台をしっかり作ったり、バランスを考えたりと、倒れにくいものができました。
「デザインその2 写真かるた」
まずはみんなで写真を撮ってみました。するとほとんどの子どもが”ピース”。
ここでスタッフからの提案です。
「今度はいつもしないポーズや表情で写真を撮ろう。」
急に違うポーズをと言われてもなかなかできないので、3つずつ紙に書いてみます。
そして、その表情・ポーズを自分で再現し、インスタントカメラで写真を撮ってみました。
次に、できた写真に絵を書いたり、シールを貼ってデコレーションし、名前をつけてオリジナル札の完成です。
年齢のためか?遊びが多様化しているためか?
かるたを知らない子たちもいましたが、最後はみんなで札を取り合い自分たちが作ったかるたで遊びました。
参加者は子どもと大人合わせて35名
子どもたちが学校や年齢の枠を超えて大人たちと一緒に学ぶことの楽しさを知って欲しいと取り組んでいるテラスクール。子どもたちにとっての新たな居場所として、少しずつ地域に認知されてきています。
しんらん交流館Tera school Kids
●日 時 毎週月・金曜日 午後4時30分から午後6時まで
●対 象 5歳から小学2年生
●日 時 毎週月・金曜日 午後6時30分から午後8時まで
●対 象 小学3年生~高校3年生