8月7日(日) 大野市最勝寺にて「OTERAフェスタ」開催!
10年以上続けられているこの企画は、併設されている幼稚園の「大野幼稚園夕涼み会」がもとになります。その夕涼み会を一歩進めて、企画・運営にご門徒、幼稚園スタッフ、幼稚園保護者会の方々が実行委員会となり「OTERAフェスタ」と名づけ、スタートしました。
その企画書には、
- 地域の様々な世代(特に青少幼年)に「お寺」へ足を運んでもらう
- 様々な世代の繋がりを強め、共に生きていくことの大切さに触れてもらう
- 「宗教儀式」を中心としない催しを通して「お寺」を身近に感じてもらう
以上の3点を目標に、急速に生きづらくなったこの現代社会で、お寺が儀式の場だけでなく、だれにでも気軽に足を運んでもらえる場として開かれていくことを願って 「ねぇ。いっしょにお寺にいこうよ!」をテーマに取り組んでこられたそうです。
ご門徒・卒園生らによるコーナーも充実
ご門徒による、かき氷、フランクフルト、ドリンク、綿あめ、ポップコーン、お茶席。幼稚園スタッフによるフリーマーケット、お絵かきコーナーやご住職がボーカルの3人編成のバンドなどがある中で、幼稚園卒園生が自ら企画書を作って開いたミニゲームのコーナーがあったことからも、長年地域に根差すよう取り組んでこられた成果なのだろうと感じました。
しのごの言わず、まずは動いてみる
最勝寺ご住職の藤 兼量氏は、福井教区の青少年教化小委員会の委員として長年活動されてきた方でもあります。法事の場でご門徒から言われた「お寺でお茶会をしたらどうか」のひと言をきっかけに「OTERAフェスタ」を立ち上げられたそうです。
宗派が進める「ひとりからはじめる子ども会」や教区が取り組む青少年企画等ある中、「子どもが少ないから」「ノウハウがないから」と子ども会がなかなか増え広がっていかない現状を抱えています。まずは1人の声を大切にし、住職1人で頑張るのではなく、ご門徒と共にお寺を開いていく歩みを進める。失敗してもいいから、しのごの言わず、1人を誘ってまず動いてみる。ご住職のお姿からそのようなことを感じました。