現代のすがたをみつめる「生老病死」をテーマとした講演会。
10月は 映像作家 鎌仲ひとみ さんをお迎えします。
鎌仲ひとみさんは1958年生まれ。
10年以上にわたり核、放射能汚染、被ばく、原子力発電、エネルギー問題に取り組み、ご自身の問題として考えてこられました。
“核をめぐる三部作”であるドキュメンタリー映画、「ヒバクシャ ―世界の終わりに」「六ヶ所村ラプソディー」「ミツバチの羽音と地球の回転」と、2011年3月11日に発生した東日本大震災後に発表された「内部被ばくを生き抜く」では、さまざまな立場におかれた人々が勇気をもって声をあげる姿、自分たちの暮らしや命を守ろうと闘う姿を、カメラにおさめられました。
そして、「情報を得ることと行動することの大切さ」、「私たち誰もが選択する力を持っていること」を映画の上映や講演会、ブログなどをとおして、訴えかけていらっしゃいます。
講演では、ドキュメンタリー映画の撮影や上映、講演などで全国の人々との交流を重ねるなかで、感じておられることをお話しいただきます。
≪鎌仲ひとみさんからのメッセージ≫
3.11で多くの人が当たり前の幸せや暮らしを奪われてしまいました。様々な問題がどんどんと出てきて人々は混乱し、希望を失いがちになっています。そんな困難な中でもなお、命を守りたいと動き出した人たちの事をお伝えしたいと思います。
≪プロフィール≫
ニューヨークのペーパータイガーに参加し、メディア・アクティビスト 活動。帰国後はフリーの映像作家としてテレビや映画の監督をつとめる。監督したドキュメンタリー映画「ヒバクシャ-世界の終りに」(2003年)は国内外で多数の賞を受賞。核や被ばく、原発の問題を入り口に、人の命や暮らしについて見つめるドキュメンタリー映画を世に送り出し続けている。
【映画】
「ヒバクシャ-世界の終りに」(2003年)
「六ヶ所村ラプソディー」(2006年)
「ミツバチの羽音と地球の回転」(2010年) ※フランス・ドイツ・オーストラリア・インド・アメリカ・台湾など海外でも上映
2011年度全国映連賞・監督賞受賞
2012年DVD「内部被ばくを生き抜く」発売
「小さき声のカノン-選択する人々」(2015年)
【著作】
「ヒバクシャ ドキュメンタリーの現場から」
「六ヶ所村ラプソディー ドキュメンタリー現在進行形」
共著に「ドキュメンタリーの力」「内部被曝の脅威」「今こそ、エネルギーシフト」「原発の、その先へ-ミツバチ革命が始まる」など。
アメリカではCATVで、市民が自由に機材や設備などをほとんど無料で使えるチャンネルがあり、そのチャンネルを使って一般市民が家庭用ビデオカメラで撮った映像を一般市民の目として報道する行動。
鎌仲ひとみさんホームページ http://kamanaka.com/
鎌仲ひとみさんフェイスブック https://www.facebook.com/kamanaka.official/
【申込不要/聴講料 500円 しんらん交流館1階オリゾンテ ソフトドリンク無料券付】