しんらん交流館に絵画の寄贈
2017年6月28日(水)のお昼過ぎ、日本画家 岡橋萬帆さん(1924年~2001年)の絵画10点をご子息から寄贈いただき、寄附採納式を行いました。
当日、来られたのは萬帆画伯のご子息 岡橋正義さん・岡橋正輝さん、お手次の唯稱寺住職 麻生英城さん・総代 橋本隆夫さんでした。
大切に梱包された絵画は、ワゴン車に載せられしんらん交流館に到着し、2階 特別来賓室に運ばれて、丁寧に紐解かれました。
【にこにこしながら手際よく梱包を解く、岡橋正義さん、橋本隆夫さん】
【特別来賓室で感謝状、記念品の贈呈】
特別来賓室から両堂を望み、合掌のあと、真宗宗歌の斉唱。
色紙大の作品「黄山湧雲(こうざんゆうううん)」を、岡橋正義さんから八島財務長に手渡されました。みなさんいい笑顔。
そして、唯稱寺・岡橋さんに感謝状、その後、お寺への記念品目録を総代の橋本さんが受け取り、ご門徒の岡橋さん兄弟・橋本さんに記念品が贈呈されました。
【東本願寺、そしてしんらん交流館にいろんな方が来てくれたらいいですね!!】
「寄附できてよかったです。ほっとしました。」
「まだまだ建てられてから2年。すっきりしたままの建物です。絵が飾ってあると温かみがでたり、和んだりしますよね。」
「この〝鸞鳥″って親鸞さんとやっぱり関係があるんですかね?」
「〝親鸞″は天親菩薩、の〝親”と曇鸞大師の〝鸞”、一字ずついただいて名のられてますよね。仏教・浄土の教えがインド、中国、そして日本にわたってます。萬帆さんもそのことが頭にあって、描かれたかもしれないですよね。」
歓談の後、両堂に向かって恩徳讃を斉唱しました。
【そして、寄贈いただいた絵画を一つ一つ拝見しながら、〝鸞鳥”の前で記念写真】
岡橋萬帆さんの絵画は、しんらん交流館の1階受付や廊下、会議室、2階ホール前、応接スペースなどに設置してまいります。きちんと設置したいので少々時間がかかるかもしれませんが、見ていただける状態になりましたら、浄土真宗ドットインフォやフェイスブック、インスタグラムでお知らせしたいと思います。
しばらく、お待ちください!!
【岡橋萬帆さん】
奈良県出身の日本画家で、大正13年6月2日生まれ。日展、日春展、関西展などに入選、入賞。91年には臥龍桜日本画大賞展特別賞、92年に国際公募美展内閣官房長官賞を受賞。その後、93年に南仏・トウレット市招待作家となり、大阪で「岡橋萬帆と南仏の旅展」を開催されています。
独特の色合いで美しい万葉の世界を描いた日本画家岡橋萬帆。奈良の風景を美しい描写で表現した心安らぐ作品です。