真宗大谷派(東本願寺)には、全国に約8,800のお寺があります。近年、1ヵ寺1ヵ寺のお寺を取り巻く環境が大きく変化し、お寺と地域社会の関係や、ご門徒(もんと)とお寺のつながりの形も変化しています。そのような状況の中、教えが伝わる現場の活性化を願い、お寺の活動をサポートする真宗教化センター しんらん交流館に「寺院活性化支援室」が設置されました。

寺院活性化支援ロゴマーク

寺院活性化支援室って?

「寺院活性化支援室」は、人びとがお寺に求める「声」に応答することを目的に、
①寺院運営活性化支援 ②過疎・過密地域寺院教化支援 ③青少幼年教化支援の3つを活動の柱としています。
全国の教務所と連携し、寺院の教化活動を支援する「寺院活性化支援員」を派遣します。

寺院活性化支援室3つの柱
  • 寺院運営活性化支援
  • 過疎・過密地域寺院教化支援
  • 青少幼年教化支援

寺院活性化支援室3つの柱

寺院活性化支援室パンフレット
寺院活性化支援室パンフレット

どうして活性化が必要なの?

社会状況の変化などによって、お寺との関わりが希薄になってきた現代。「お寺」は社会の中で、どのような役割を果たす場なのでしょうか?仏事(ぶつじ)をご縁としたお寺の役割や可能性をあらためて見つめ直すことで、ご門徒や地域の人びととの関係性を築いていくことが大切だからです。
みなさんの声

支援のあり方〜3つの柱
1.寺院運営活性化支援

元気の源(みなもと)は語り合いから~継続可能なお寺の取り組みを目指して!

寺院運営活性化支援

お寺の”今”を確かめ合うワークショップ

「元気なお寺づくり講座」では、全5回の講座をとおして、お寺が大切にしてきた真宗の教えや伝統をご門徒と一緒に掘り起こし、お寺に求められる役割や目指す将来像を共有するための、お寺の事業計画書を作成します。計画書の作成過程でご門徒と語り合い、ともに練り上げた計画書をもとに、1ヵ寺1ヵ寺の未来を創造し、お寺の可能性や新たなご縁を拡げ続けていくことを願いとしています。

元気なお寺づくり講座

2.過疎・過密地域寺院教化支援

取り組みレポート

傾聴・共創・継続を大切にし、その土地でつながっていく教化活動のきっかけをつくります。

過疎・過密地域寺院教化支援

過疎・過密地域寺院教化支援では、国の「過疎地域の持続的発展の支援に関する特別措置法」で過疎地域等に指定された市町村や都市部の寺院に支援員を派遣し、住職・寺族・門徒や地域の方々が語り合うお寺の現状や課題、将来の姿を傾聴を旨として聞き取ります。
そして、その聞き取りの内容をもとに教化の取り組みを一緒に考え、継続的に教化活動が行えるような場づくりのお手伝いをします。

一人ひとりの声に耳を澄ませ、その声を届けていきたい

  • 意外にお寺そのものをどうしたらいいのかって、話したことなかった。
  • お墓参りでご門徒はお寺に来ているのに、お寺の側が次世代の方々と出会って話すチャンスを逃しているという事実があることが見えてきました。
  • お寺の今後のために、住職と総代が共に聞法し、話し合う場をつくりたい。


お寺に寄りそう講師派遣
過疎・過密地域寺院教化支援 助成についてのページ

3.青少幼年教化支援

「青少幼年教化は大切!」そんなみなさんの思いを形にするお手伝い

青少幼年教化支援

若者(青年)世代に開かれた場

「教えを次世代に伝えたい!でも、“子ども会”や“青年会”をはじめるのは難しいな…」。そんな声もよく聞きます。ご本尊に手を合わせ、仏法をよりどころとして歩む子どもや若者が“一人”お寺に誕生することを願って、無理なくひとりからはじめられる子ども会や、若者との出あいの場づくりをお手伝いします。

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