◆追弔の偈の朗読
全戦没者追弔法会では、近年、日程中の「追弔の偈」の朗読を非戦・平和の願いを青少年とともに確認し合い、歴史を次の世代に受け継いでいくことを願い、宗派関係学校の生徒などに朗読をお願いしています。
今年度は、教育部や解放運動推進本部とも交流がある広島県の福山市にある盈進中学高等学校ヒューマンライツ部の皆さんにお願いしました。
担当者の事前訪問では、日本原水被ばく者団体協議会代表委員・広島県原爆被爆者団体協議会理事長の坪井直さんの被爆体験や被爆者の結婚差別問題、国連本部で世界に向けて訴えたスピーチや音楽に手話を取り入れた部員全員によるプレゼンテーションしていただきました。
生徒一人ひとりが活動を通して様々な人に出会い、その出会ってきた人々の願いを背負い、「社会貢献・平和活動」を自らの言葉で表現されていました。
このたび、ヒューマンライツ部の皆さんには法要日程中の追弔の詩の朗読に加え、シンポジウム開催前に生徒の皆さんから日頃の取り組みと非戦と平和のプレゼンテーションを行っていただきます。ぜひ盈進中学高等学校ヒューマンライツ部の取り組みにご注目ください。
全戦没者追弔法会 2017年4月2日(月)
テ ー マ:兵戈無用―正義と正義の対立を超えて―
法 要:10時から 御影堂にて ※「追弔の偈」朗読
シンポジウム :14時から 視聴覚ホールにて ※冒頭にプレゼンテーション
◆盈進中学高等学校 ヒューマンライツ部のご紹介
手と手から―中高生として地域や国際社会の
平和と人権の環を広げるために貢献する
広島県福山市に位置する盈進中学高等学校のヒューマンライツ部は、現在部員28名で活動されています。
元々、「障がい問題研究部・在日朝鮮人文化問題研究部・部落解放研究部」3つの活動が統合して、ヒューマンライツ部という名前に変え、現在の活動までに至っています。
地域や国際社会の平和と人権の環を広げる為、福山と広島を中心に、ボランティア活動や調査・研究を行い、世の中の社会問題に対し中高生としての「社会貢献・平和活動」を部員同士で考え模索し、取り組まれています。
また、被爆地広島の核廃絶の願いを国連本部にて訴えたり、被災地・保育園・老人・障がい者施設・ハンセン病療養所を訪問して、様々な方々との交流を行うなど、幅広く活動されています。