生老病死の問いを様々な現場で考え、表現している方を講師に迎え、「老病死」を抱える身として生まれた私たちの存在とはどういうものなのか、そのことをともに考える「しんらん交流館公開講演会」。
このたびは、歴史学の視点から「食」や「農業」について研究している藤原 辰史さん(ふじはら たつし・京都大学人文科学研究所准教授)をお迎えしました。
☆第1次世界大戦では近代兵器が使われたこともあるが、フードウォー(食料戦争)が始まった。
☆食べることは、全生物の葬儀セレモニーの一端。サケは川に上り、山に自分の栄養を自然に返しに行って死んでいくともいえる。
〝視点”を変える〝ほどき″のお話をいただきました。どうぞ、ご視聴ください。
●開催日時 2018年12月19日(水)18:00~19:30
●講 師 藤原 辰史さん【京都大学人文科学研究所准教授】
●講 題 ほどきの思想―「食べること」と「老いること」
●聴 講 料 500円
※1階京都ホテルオークラ・オリゾンテのソフトドリンク1杯無料券付です。講演会のはじまる前に、美味しいコーヒー・紅茶をどうぞ(当日から1月末日まで有効です)
●そ の 他 事前申込み不要です。公共交通機関をご利用ください。
【プロフィール】
藤原 辰史さん【京都大学人文科学研究所准教授】
1976(昭和51)年北海道に生まれ、島根県で育つ。
1999年京都大学総合人間学部卒業。
2002年京都大学人間・環境学研究科中途退学。
京都大学人文科学研究所助手、東京大学農学生命科学研究科講師を経て、
2013年4月より、京都大学人文科学研究所准教授 専攻・農業史・現代史。
【著書】
『ナチスのキッチン』(共和国)、『カブラの冬』(人文書院)、『稲の大東亜共栄圏』(吉川弘文館)、『戦争と農業』(集英社インターナショナル新書)、『トラクターの世界史』(中公新書)、『給食の歴史』(岩波新書、11月刊行)など。
https://youtu.be/1hA980YQ2Ak