2019年5月20日、久留米教区「元気なお寺づくり講座 アフターミーティング~1年後の集い~」を開催しました。
会場は、久留米教務所 大谷会館。
2017年度の久留米教区「元気なお寺づくり講座」を修了された寺院を対象に、それぞれが策定された寺業計画の進み具合を確かめ、これからどう歩んでいくのかを考え、お互いの情報共有となることを目的としています。
久留米教区「元気なお寺づくり講座」の講師を担当いただいた中西支援員にも出席いただき、中西氏自身の寺業計画の振り返りとこれからを事例にお話しいただくことから始まります。
具体的には、「平常の法務・年中行事を丁寧に勤める体制」を行動計画に掲げ、「法事の執行」と「葬儀の執行」を自坊でどのように取り組み、何が見えてきたのかをお話しくださいました。
中西氏は法事や葬儀の執行の前に、早めに会場に着き、門徒や遺族とのコミュニケーションを大切にしつつ、法事・葬儀の意義を丁寧にお話ししてから執行するなどの取り組みをなさっています。
そこから、次世代門徒は何に不安を抱え、そして仏事を通して何を感受しているのか、葬送業者とはどう付き合えるのか、中西支援員の気づきを中心に語られた内容は、参加者にとっても大切な問題提起となったのではないでしょうか。
その後は、参加者自身による、寺業の振り返りのワークショップです。
策定された寺業で目指した達成時期は3年後、5年後、10年後…など状況と内容によって様々です。
そのため、早いところは既に実施されたものもあれば、実施途中のもの、準備段階のものと進み具合も様々です。
ワークショップでは、「実施できたことや進められたこと」、「取り組んで気づいたことや発見」を出し、まずはここまでの取り組みを整理します。そして、計画された内容と取り組んだ気づきを大切に「これから取り組むこと」を言葉にしていきます。
出来上がったシートはお互いに見せ合い、他の寺院の取り組みを見たコメントや感想を附箋にしてお互いのシートに貼り付けていきました。
1年近く経て、だんだんとモチベーションが持ちづらくなってきた方もおられたかもしれません。附箋のコメントを通して、参加者同士がお互いに励ましあえる場となったのではないでしょうか。