コロナウイルス感染防止に伴う措置により、3月の公開講演会を延期します。
生老病死の問いを様々な現場で考え、表現している方を講師に迎え、「老病死」を抱える身として生まれた私たちの存在とはどういうものなのか、そのことをともに考える「しんらん交流館公開講演会」。
【講演会】
●開催日時 2020年3月9日(月)18:00~19:30
●講 師 安田 菜津紀さん【フォトジャーナリスト】
●講 題 ファインダー越しに、死と生を見つめる
●聴 講 料 500円
※1階京都ホテルオークラ・オリゾンテのソフトドリンク1杯無料券付です。講演会のはじまる前に、美味しいコーヒー・紅茶をどうぞ(当日から4月末日まで有効です)
●そ の 他 事前申込み不要です。公共交通機関をご利用ください。
【講演にあたって】
安田菜津紀さんは、東南アジア・中東・アフリカなどの紛争地域や東日本大震災の被災地に足を運んで取材し、大手報道機関からはなかなか伝わってこない現状を、写真を通して私たちに伝えています。
また、幼い頃から多くの死に向き合ってきたため、「現場に行くというより、人に会いに行く」と思いで、人と人との出会いを大切に取材活動をされているそうです。
このたびの講演会では、これまでの現場の取材活動をとおしての出来事や感じていることをお話しいただきます。
また、国際女性デー(3月8日)に合わせて、人に寄り添い、人と繋がる社会についてお話しいただきます。
【プロフィール】
1987年神奈川県生まれ。上智大学卒。法人Dialogue for People(ダイアローグフォーピープル/D4P)所属フォトジャーナリスト。同団体の副代表。
16歳のとき、「国境なき子どもたち」友情のレポーターとしてカンボジアで貧困にさらされる子どもたちを取材。現在、東南アジア、中東、アフリカ、日本国内で難民や貧困、災害の取材を進める。
東日本大震災以降は陸前高田市を中心に、被災地を記録し続けている。著書に『写真で伝える仕事 -世界の子どもたちと向き合って-』(日本写真企画)、他。
現在、TBSテレビ『サンデーモーニング』にコメンテーターとして出演中。
【次回以降予定】
●2020年4月8日(水)18:00~20:00 高木慶子(上智大学グリーフケア研究所特任所長)
講題「グリーフケアとターミナルケアの現場での癒しとなることば-親鸞聖人のことばから-」
死別、心の疲れ、家庭生活、孤独・・・生活の苦しみに宗教はどのように寄り添ったらよいのでしょうか?
4月は時間を延長し、30分程度、楠信生真宗大谷派教学研究所所長とディスカッションを行います。
●2020年5月8日(金)18:00~19:30 塩野谷笙子(ジャズピアニスト)ハワイ在住
東日本大震災からもうすぐ9年。日本から6,600㎞離れたハワイ在住のジャズピアニスト塩野谷 笙子(しおのや しょうこ)は、毎年日本に訪れて音楽を通じて募金活動を行い、被災地に多くの方の思いを届けていらっしゃいます。