10月7日(水)、「男女両性で形づくる教団をめざす協議会」を開催しました。今年度は、東北連区7教区、東海連区5教区及び金沢教区を対象とし、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、zoomを使用したウェブ会議形式での開催となりました。
開会式の後、藤原勲女性室スタッフより「女性室の歩みと願い」として、動画を共有しながら趣旨説明を行いました。まずは女性室開設までの経緯を押さえながら、女性室の主な事業や出版物『女性史に学ぶ学習資料集』『身同』第39号「聖教と私-差別問題から問われること」などを紹介し、性差別問題を具体的な信心の課題として広く宗門内に共有していくための女性室の活動について確認がなされました。
次に、三重教区代表より2019年度教区活動報告として、三重教区社会教化小委員会が企画し、桑名別院報恩講に合わせて開催されたパネル展「いろいろな性を生きる展」が紹介されました。当展示は、女性室が所有する貸し出し可能なパネルの中から、性の多様性についてのパネルを30点ほど選んで掲示したことと併せて、アンケートにより寄せられた様々な声が紹介されました。
その後zoomのブレークアウト機能を使った班別協議を行いました。本協議会を開催するにあたり、各教区の性差別に関する取り組みについて、2019年度の実施報告と2020年度の実施計画がまとめられた「協議資料」をもとに、班ごとに各教区の活動報告及び課題を共有しました。
全体協議会では、まず班別協議の報告を行いました。その後、「「男女両性で形づくる教団をめざす」ための具体的な目標を明確に立て、それに向かって方策を立てていくことが必要ではないか」「教区の役職者研修などで課題の共有を」「「男女共同参画」を補完する新しい表現はないか」などの意見が出されました。
今後も女性室では、本協議会でのご意見等を踏まえながら、「男女両性で形づくる教団をめざす」取り組みを継続していきます。
(解放運動推進本部女性室)