10月1日、『仏説観無量寿経』における「是旃陀羅」の問題について、宗門全体で課題を共有し、具体的な施策の実働に向けて歩みだすべく、「部落差別問題等に関する協議会」を開催しました。
「協議会」には、教区において教化活動を推進し、解放運動に取り組む方々で、各教区・支所を代表して2人に参画いただきました。但馬弘宗務総長をはじめ、望月慶子解放運動推進本部長、楠信生教学研究所長、関係部長らが同席する中、新型コロナウィルス感染症の感染拡大防止のため、全国の各教務所・支所をオンラインでつないでのWeb会議方式で開かれました。
「協議会」では、各教区で開催された学習会を通していただいたご意見を解放運動推進本部で集約・分析したもの(「一人ひとりの課題として―「是旃陀羅」問題に関する教区学習会での声を通して―」『身同』第39号掲載)から、課題を明確にするため、積極的な議論を交わしました。
今後は、「協議会」の参加者を中心に、少人数の委員会を立ち上げ、協議会の意見から課題を精査し、共有すべき内容について検討していきます。さらに、より課題を明確にした上で、「是旃陀羅」問題についての研修会を開催し、具体的な課題共有のための歩みだしを始めていきたいと思います。
(解放運動推進本部)