「子どもと大人のためのプログラミングワークショップ」
2020年11月7日(土)、しんらん交流館大谷ホールにて、子どもと大人が同じ目線で取り組むことができるプログラミングワークショップが開催されました。
今回のワークショップは、プログラミング学習を始めたい方が親子で参加し、子どもだけでなく大人も実施にプログラミングの体験することによって、その仕組みや楽しさを体感していただきました。
まずは、プログラミングを体感する「めいれいゲーム」
【1】「めいれいゲーム」
まずはみんなでアイスブレイクとして、「めいれいゲーム」をしました!
「めいれいゲーム」とは、めいれいする人が「めいれいめいれい」といって何かを命令したら、めいれいをされた人は言われた通りのことをしなければならないという、全員参加型のゲームです。たまにめいれいする人が「めいれいめいれい」と言わずに、「○○して」と言うことがありますが、その場合は言われたことをしてはいけません。間違えてしまった人は座っていき、最後まで立っていた人が勝ちとなります。
「めいれいめいれい、足踏みをして」
「めいれいめいれい、右手をあげて」
さっそく左手をあげている子がいるような… みなさんとっても楽しそうでした!
ちなみに最後は、「今残っている人はすごい!拍手~!」でしたが、ついうっかり拍手をしてしまいました。難しいですね。
プログラミングを体験してみよう!!
【2】「プログラミング体験」
みなさんの緊張もほぐれたところで、プログラミング体験スタートです!
プログラミングは、中高学年・大人チームと低学年チームに分かれて行いました。
中高学年・大人チームは「Hour of code」(アワーオブコード)という、プログラミング学習ツール
低学年チームは「Sive3D for kids」(シブスリーディーフォーキッズ)というプログラミング体験ツールをそれぞれ使って。
「Sive3D for kids」の対象年齢は5歳からで、簡単なタッチ操作でゲームやアプリのプログラミング体験ができちゃうんです!
例えば、空から降ってくる物を避けるゲームのプログラミングでは、降ってくる物の大きさや速さを設定することができます。
一方、中高学年・大人チームの「Hour of code」は、「右に曲がる」「前に進む」等のブロックを組んでいき、キャラクターを操作したり図形を完成させて正解に導くといった問題形式のようなものでした。
使うブロックには個数が決まっており、規程数以上のブロックを使ってしまうと不正解となります。
大人も子供も苦戦していました。
行き詰ったときは、どのように動かせばよいのか実際に体を動かして体験していました!
(三角形を描くには何回曲がればよいのか、体を傾ける角度はいくつか)
体を動かして紙に書いて考えてみると「わかった!!!」と子供たち。みんなで考えて答えがわかるととてもうれしそうでした!
【3】「発表」
最後に自分の組んだプログラムを解説しながら発表をしました!
「こんなところを頑張りました!」 「ここがすごいところです!」
皆さんの前で発表するのはちょっと恥ずかしいですよね、子供たち頑張りました!
最後に低学年チームが作ったゲームを皆さんで遊びました!
ちょっと難しすぎるゲームも中にはありましたが…とても個性的で面白いゲームが完成しましたね!
新型コロナウイルス感染症の影響で久しぶりの対面ワークショップとなり、定員や会場配置の面でも感染症対策を十分に行った開催となりました。
プログラミングを初心者でも簡単に学べるということで、未経験の方たちでも楽しく取り組まれている様子がうかがえました。
最後の発表を通して、自分だけでなく自分と違った視点での取り組みに触れることで、気づかされることもたくさんあったと思います。
まさに「大人も子供も同じ目線で取り組めるワークショップ」でした。
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「なぜ、お寺なのか?」
お寺はかつて、地域コミュニティの中心と言える場所でした。その中には学びの場としての役割を持つところも多く、 江戸後期から明治初期にかけては、全国に1万ヶ所以上の寺子屋があったとされます。 現在、多くのお寺が、それぞれが持つ場と関係性を生かせる社会貢献活動のあり方を模索しています。 Tera school は、こうした社会資本としてのお寺に注目し、さまざまなステイクホルダーとともに学びの場づくりや開設支援を行うことで、新たな価値の共創を目指しています。 そして将来的には、江戸時代の寺子屋がそうだったように、寺という場を越えてより良い学びの場を全国に広げていきたいと考えています。