真宗大谷派(東本願寺)では、宗祖親鸞聖人御誕生八百五十年・立教開宗八百年慶讃事業の5つの重点教化施策の一つとして、「真宗の仏事の回復」を進めています。これは朝夕のお勤めや報恩講をはじめ、通夜・葬儀・法事などのあらゆる仏事が、御本尊を中心とした仏法聴聞の場として回復していくための取り組みです。ここでは各教区の動きを紹介します。


三重教区では、宗祖親鸞聖人御誕生八百五十年・立教開宗八百年慶讃事業「真宗の仏事の回復に資する事業」2020年度の取り組みとして、教区教化委員会(寺族・門徒研修小委員会)にて法語ポスターを作成しました。


コロナ禍の中、法座の開催が難しい現状で、寺院で活用できる教化資料を作成し、掲示伝道の一環として活用いただくことを目的として配布しています。

法語ポスターは5種類作成し、2021年8月から毎月『教務所通信』に同封し、教区内寺院へ配布いたします。


なお、選定した法語は次のとおりです。

・ものが縛るのではありません。ものをとらえる心に縛られるのです(仲野 良俊)

・闇があるから 光がある 苦があるから 楽がある 闇を生かせ 苦を生かせ(坂村真民) 

・親が子への遺産は親の生き方である(法句経)

・人生には避けられないことが二つある 一つは死ぬこと もう一つは生きることだ(出典不詳)

・自分のあり方に 痛みを感ずるときに 人の痛みに 心が開かれる(宮城 顗)

(三重教務所)